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チョンチョン
第四章
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ンはな」
「夜に出るものじゃな」
「うむ」
 その通りだとだ、老婆も答えた。
「だから朝は消えるのじゃ」
「そうやねんな」
「ただな」
「ただ?」
「あんたとわしが会うのはこれで最後じゃ」
 老婆は淡々とした調子でハラロスに言った。
「今日はもう出ないのう」
「ああ、それはな」
「そうじゃな、ではな」
「よおわからんこと言うのう」
「まあ姿は見たわ」
 それでだと言うハラロスだった、平然としてかつ満足している顔で。
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