エイプリルフール番外編 【Force編その2】
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く、展開直後のスサノオの肋骨を粉砕。アオお兄ちゃんに直接ダメージを与えるまでは行かなかったが、その威力でアオお兄ちゃんは地面まで吹き飛んでいった。
しかし、落下途中もアオお兄ちゃんは印をくみ上げると、空中に居るヴィヴィオ達を攻撃する。
「火遁・火龍放歌の術」
あたしが使うよりも速く、そして多くの数の火龍がヴィヴィオ達を襲う。
それを二人は持ち前の動体視力でかわしていく。
「ストライク・スターズっ!」
攻撃をかわしつつもヴィヴィオの大威力砲撃。
今までのヴィヴィオなら、こんな芸当は出来なかっただろうな。確実に修行の成果が出ていた。
『マルチディフェンサー』
何重にも槍型に展開したディフェンサーがヴィヴィオの攻撃を裂きながら防御する。どうやらアオお兄ちゃんは防ぎきったようだ。
追撃に出ようとしているヴィヴィオ達だが…
「ヤバイっ!」
何の意味も無くアオお兄ちゃんが大量の火遁を放つわけが無かった。大量の火龍を打ち上げた事で出来た上昇気流に空気が暖められてヴィヴィオの頭上に雷雲が形成されていた。
あたしは嫌な予感がして咄嗟に口寄せの術式を行使、地面に手を着くと、ヴィヴィオとアインハルトさんを呼び戻す。
「え?」
「なぜ?」
と現れた二人が戸惑うが、一瞬後、爆音が響き渡る。
ヴィヴィオとアインハルトさんが居た所に上空から極大の落雷が襲ったのだ。
「…さすがのアオさんですね」
「はい…あの攻撃すらフェイクだったなんて…」
「うん…」
と、アインハルトさん、ヴィヴィオ、コロナが呟く。
「さて、仕切りなおしだよっ!」
「「「はいっ!」」」
まだまだ闘志は十分だ。
「さて、わたしもそろそろ本気を出す頃だね」
「ヴィヴィオ?」
「わたしもこの二年間言われるままに修行してきたわけじゃないって事だよ」
と言って一度瞳を閉じた後、再び開いた右目が赤く染まる。
「なっ!?写輪眼がっ!?」
「両目です…」
驚きの声を上げるあたし達。
「ふっふっふっ!リオが両目で使えるのに竜王のクローンハイブリッドであるわたしが使えないはずは無いっ!」
「いや…そうかもしれないけど…何で黙ってたの?」
「使えるようになったのってリオがその眼を移植してからだから。平行世界のわたしが使えたんなら、あたしが使えない訳ないじゃない?そう思って頑張ったら使えるようになったんだ」
「あ、そう…」
平行世界のヴィヴィオが使えたからってこっちのヴィヴィオが使える理由にはならないんだけど…
「さらにこれだけじゃなくて…って!来たっ!?」
何か言おうとしていたみたいだけど、一匹の火龍があたし達に襲い掛かる
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