エイプリルフール番外編 【Force編その2】
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し戻し、燃やしていく。だが、中に混じる巨木は止まらない。
「任せてっ!」
と、コロナが前に出る。
「創世起動っ!土遁・ギガント・フィストっ!」
土の中からいくつもの巨大な掌が現れ、巨木をその手で掴み、その握力で粉砕していく。
「おっと、まさかこんなに簡単に止められるとは思わなかったよ」
なんて呟いているアオお兄ちゃん。視界の塞がるような攻防。だから…
「今ですっ、アインハルトさんっ!」
「覇王・断空拳っ!」
巨木を隠れ蓑に隠で気配を絶って接近し、空中からアインハルトさんの一撃。
流でコブシを強化して打ち下ろされた断空拳の一撃は、余波で空気が震えている。
『プロテクションっ!』
アオお兄ちゃんのデバイスが緊急障壁を展開するけど、アインハルトさんの攻撃の一撃は凄まじく、障壁を貫通。本体に迫るが、コブシに合わせる様にアオお兄ちゃんの回し蹴りが炸裂。すかさず左手にオーラを移し、ガードしたアインハルトさんだが、抵抗むなしく吹き飛ばされる。
まぁ、自分から飛ばされたみたいだから、ダメージはそんなに受けてないだろう。ヒット箇所に輝力を集めていたみたいだし、ティオも障壁を張っていたしね。
「フィンガーショットッ!」
コロナが巨木を受け止めきった巨人の腕の指先をアオお兄ちゃんに向けると、扇状に複数展開されている全てのギガント・フィストの指先を向けると、その指先からショットガンのように礫を飛ばしていく。その分巨人の掌は減っていくが、まぁ防御に使った余りものを有効利用しているだけだからいいのかな?
『ラウンドシールド』
質量を持った攻撃に、さすがのアオお兄ちゃんもシールドを展開し、下がった。
はっ!?久遠ちゃんはっ!?
アオお兄ちゃんだけに気を取られている場合じゃない。
「誰かくるっ!」
ヴィヴィオが張った円に感知されたのだろう。ヴィヴィオはどうやら本質的には戦闘タイプでは無いらしく、こう言った補助の方に適正が高い。隠で近づいてきた敵すら動いているのなら見逃す事は無いようだ。
あたしは対処出来るように印を組み、千鳥を発動。迎撃の用意を整えると、堰き止めた巨木の隙間から高速で近づいてきた誰かは、人間ではありえない動きで地面を掛けてくる。
「ストライク・レーザークローっ!」
って、千鳥を纏わせた爪を振るってるっ!?しかも狙いはコロナのようだ。
あたしはそれの攻撃に横から割って入り、千鳥を纏った右手を振るう。
バチバチと互いに交差する千鳥。久遠ちゃんは強引には押さずに身を翻し、距離を置いて着地、再び此方へと狙いを定めている。
「くぅん」
「土遁・多重土流壁」
突っ込んでくる久遠ちゃんにすかさずコロ
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