エイプリルフール番外編 【IS編その2】
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学園祭が終われば次のイベントはキャノンボール・ファストだ。本来一学年の参加は無かったのだが、立て続けの襲撃で錬度を高めようという学園の意図があるらしい。
キャノンボール・ファストとは妨害ありのISを使ったレースである。
専用機もちはそのスペックが訓練機と差が有るので、専用機もちは専用機もち同士、他は訓練機同士の試合になるらしい。
まぁどうでも良いことか。訓練機でのエントリーで選手の選抜を行うらしいが…やる気のあるヤツに任せよう。あんまりISに乗るとソルが拗ねるんだよ。機嫌を取るのも一苦労なんだよ?
結局、このキャノンボール・ファストにも乱入者が現れ、中止に追い込まれる。…まったく、一体何なんだろうね?
キャノンボール・ファストが終わると、今度は専用機もち同士によるタッグトーナメント。本当にイベント事が多い学園だ。
それこそ俺には関係の無い話なので、観戦する以上の事は出来ないと思っていたのだけれど…
最近、我がクラスの織斑一夏が、四組の更識簪にペアの申し込みをしているらしいと言う噂を聞いた。いや、噂と言うかなのは達同級が言うのだから間違いないだろう。
最後は一夏の強引さに負けてタッグを組んでしまったようだが、簪は大丈夫だろうか?
偶の休日。ソラ達と学園の外へと遊びに行くと、誰かに付けられている気配がする。巻くのも面倒なのでわずかに人気の無い所へと移動すると、俺達は取り囲まれた。
起動状態のISが二体。待機状態であろうが確実に持って居そうな女性が一人、ヒールをカツカツとならしながら前に出てくる。
武器を突きつけてからの交渉なんてろくな事が無い。先手を打たせてもらおう。
万華鏡写輪眼・八意で相手の記憶を読み取れば、亡国企業と呼ばれる暗部組織らしい。彼女自身は良く分からないが、取り合えず俺達の誘拐を命じられたようだ。
彼女達は組織の実行部隊であるようで、ISに大層な自信が有るみたいだが…魔術関係の知識は無い所から最近の組織っぽいね。創立もここ50年ほどらしいし。
「大人しく付いてきてくれれば、この場で痛い目にあわなくてすむわよ?」
面倒くさそうにそう宣言するヒールの女性。
「狙われるような事をした覚えは余り無いんだけどね」
「アオさん?」
どうしますか?となのはが視線で問いかける。
「いや、面倒だからお引取り願うよ。誰だか知らないけれど、カンピオーネを舐めすぎですよ」
「はぁ?何を言っているのかしら?」
《帰って組織を殲滅。徹底的に破壊した後、再起不能になるまで痛めつけ、IS兵器を全て破壊。その後自分のISコアを破壊してください》
「帰るわよ、オータム、エム」
「わ、わかった」
「了解…」
思兼
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