第3部
芙蓉編
第53話 ジャンプは資源ごみだから無闇やたらに捨てるのは勿体無い!
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時の言い分にいきなり新八が異を唱えだした。この男、かなりマジな目で訴えている。かなり危ない目で銀時を睨みつけてきてた。しかし、それに対し今度は神楽が待ったを掛けてきた。
「冗談じゃないネ! あれは私が見つけた卵割り機ネ! 私の卵割り機を勝手に売り物にしたりメイドにしてんじゃねぇよエロ男子共が! てめぇ等は揃って冥土に行って冥土と乳こねくりあってりゃ良いんだよぉボケがぁ!」
「黙れこの酢昆布娘! お前みたいな色気の欠片もない奴に僕の気持ちなんて分かりはしないんだよぉ!」
喧々囂々と新八と神楽の意見のぶつけ合いが勃発しだした。まぁ、十中八九二人の言い分を通す気など銀時には微塵もないのだが。
「ねぇねぇ、それじゃこんなのはどうかなぁ?」
そう言ってなのはが取り出したのは彼女が大好きなアニメ【不思議魔女っこととこちゃん】の主人公こと羅漢仁王堂ととこの変身した姿だった。因みにその変身スーツは何故かPT事件の折になのはが変身したバリアジャケットと酷似していたのだが其処は遭えて触れないで欲しい。
「おい、何だこの格好は? まさかこんな目立ち過ぎる格好をさせようってんじゃねぇだろうな?」
「えぇ〜、カッコいいと思うんだけどなぁ」
「バッカお前、こんな格好するのはオタクか馬鹿しか居ねぇんだよ!」
普通街中でアニメキャラのコスプレをする人間はそうそう居ない。居たら居たで変人扱いされるのが目に見えているからだ。偶然その格好をするならともかく明らかにそう思える格好と思われた場合恥ずかしさの余り表を歩けなくなる事もあるかも知れない。
「おいおい、お前等よぉ、要求は一つに絞ってくれねぇか? 流石にこうも多種多様な意見を出されると対応出来ねぇよ」
「そうだなぁ、とりあえず俺達四人の意見の中間としてだ、とりあえずあんたなりの良い女を再現してくれよ。とにかくボンキュッボンのナイスバディで頼むな」
「面倒臭ぇがしゃぁねぇ。しかし参ったなぁ」
頭を掻きながら源外は困った風な声を挙げていた。
「どうした?」
「最近良い女に出会ってねぇからなぁ、俺の頭ん中にゃ無骨なカラクリしかねぇんだよ。どっかにお前等が言う良い女のサンプルがあれば良いんだけどよぉ」
「おいおい、頭ん中まで腐っちまってんのかぁ?」
何はともあれ困った事になった。源外の頭の中には良い女のデータは残っておらず、良い女のボディを作るには良い女の体を見なければならないと言う。が、そうそう良い女がこの近くを歩く筈がない。どうした物かと銀時が腕を組んで悩んでいた。
「貴様等、こんな所で何しているんだ?」
「あ?」
そんな矢先の事だった。突如外の方から声がした。振り返ると、其処には黒い真選組隊士の服を身に纏ったシグナムが立っていた。腰には真選組で配
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