第3部
芙蓉編
第53話 ジャンプは資源ごみだから無闇やたらに捨てるのは勿体無い!
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「ちょ、ちょっと銀さん! 何やってるんですか? 此処一般小説ですよ! そんな所で女性の○○○や○○○をさらすのは流石に不味いですって!」
「何言ってんだ新八。こんないい女の○○○とか見れる機会なんざ滅多にねぇぞ」
「そ、そりゃ確かに……そうですけど」
どうやら新八も己の中にある理性と本能との格闘をしていたようだ。
此処は小説的に止めないと不味い。だが、シグナムのわがままボディを見たいと言う感情もまたあった。
己の理性と本能とのせめぎあいに苦しんでいる新八の肩に銀時がそっと手を置いた。
「良いか新八。男にゃぁなぁ、時には犯罪と分かっていてもやらなきゃならん事だってあるんだ。盗んだバイクで走り出す15の夜みたいなもんだよ。男ってなぁちょっと汚れた位がカッコいいんだ」
「いや、あんた良い事言って纏めようとしてますけどやろうとしてる事は最低な事ですからね! ジャンプ主人公史上最低の暴挙をしようとしている事を自覚しているんですか?」
確かに、言ってる事はカッコいい。だが、やろうとしている事は白昼から堂々と女性の服をひん剥くと言うわいせつ行為だった。
そんな事をあの友情・努力・勝利の三大原理を掲げるジャンプ主人公が今までやってきただろうか?
いや、多分ない。
「貴様等……黙って聞いていれば好き勝手な事を……」
「へ?」
再び視線をシグナムに戻す。見れば、彼女の額に大量の青筋が浮かび、拘束されていた手足に力が込められているのが見える。
拘束していたからくりの腕がきしむ音をあげている。相当な力を発揮しているのが見える。
そして、彼女の怒りの目線が目の前に居る銀時を捉えた。
「最早勘弁ならん! レヴァンティン!」
シグナムが叫び、ペンダント状になっていたデバイスの名を叫ぶ。すると彼女の体を眩い光が包み込み、先ほどの真選組隊士の服装から一変し、白と紫で彩られたバリアジャケットへと姿を変えていた。そして、その手には彼女の愛機でもある刀型のデバイスであるレヴァンティンが握られていた。
「あ、あれぇ……シグナムさん、もしかしてかなりご立腹なご様子でぇ?」
「坂田銀時、婦女わいせつ容疑、並びに暴行罪で貴様を手打ちにする! 土方に変わりこの私が貴様に引導を渡してくれるわぁ!」
完全にプッツン行っていた。大量の青筋を浮かべたシグナムが工房内で銀時を追い掛け回す。当然斬られれば相当痛いのは明白な為銀時も必死に逃げ回る。
「待て待て待てぇぇぇ! 今のは冗談、マジで冗談だから! まさか本気にしてたってか? そんな訳ないじゃないっすかぁ!」
「今更弁解など聞く耳持たん! 侍なら侍らしく潔く覚悟を決めろ!」
「冗談じゃねぇ! 此処で死ぬなんざ俺はお断りだ! 逃げるぞ!」
咄嗟
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