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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
18 終わり無き悪夢
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左手を軸に半回転して飛び上がると、首筋目掛けてブレードを振りかざす。
だがナイトメアの拳で防がれた。
ナイトメアの拳はある種の防具だった。
先程、ジャックとクインティアとの戦闘でなかなかなのダメージを与えることに成功したウイング・ブレードを弾くほどに。

『くっ...トランス・ウエポン!!バルムレット!!』

だがスターダストは左手にバルムレット・トラッシュを構え、二刀流でナイトメアを攻めた。
それに応戦するようにナイトメアも拳で防ぎつつ、棍棒でダメージを与えるべく首や胸などの弱点を突いてくる。
何度も激しく火花が散った。
だが遂にブレードを握っていた右手にナイトメアの棍棒が当たった。

「くっ!?」
「ハッ!!このクソガキ!!まだまだ青いなぁぁ!!」

ブレードは弾かれ、窓を突き破ってビルの外へと落下した。
ナイトメアはそれをいいことにますます攻撃を激化させる。
だがスターダストは左手のバルムレットを両手に持ち替え、全部防ぎきった。
そして隙を見つけてはトップロックステップで懐に入り込むと、腹部や棍棒を握る拳目掛けて肘を撃ち込む。

「ハァァァ!!」
「うっ!?」
「タァァァ!!!」
「そううまく行くかよ!?」

ターンして右足蹴りで側頭部を狙うが防がれた。
だがスターダストの動きは止まらない。
戻した右足で地面を強く蹴り、後方に向かってサイドエアリアルで宙返りしながらバルムレットでナイトメアの下半身から振り上げるように斬りつける。

「くっ!?」
「ハァァァ!!!」

左手で着地すると、そのまま腰を浮かせ返しながら飛び上がり、スワイプスでナイトメアの足を祓おうとする。

「チィ!!その程度かよ!?」
「!?くっ」

スターダストの遠心力を帯びた踵は見事にナイトメアの足に直撃したが、殆ど体勢は変化せず凌がれてしまう。
だがスターダストはハンドスプリングで飛び、僅かにナイトメアと距離を取る。
そして再び足を前に進め、正面から攻撃を仕掛けた。

「ハァァァ!!!」

腹部を切り裂こうとバルムレットを振り上げるが、僅かにナイトメアは後退して交わす。
そしてナイトメアは防ぐ際に上に上げた棍棒を報復とばかりにスターダスト目掛けて力いっぱいに振りかざした。

「オリャァァ!!!」
「くっ!」

スターダストはとっさにバルムレットを頭上に構え、攻撃を防ごうとする。
そして次の動きに移れるように足に力を込めた。
だが読みが甘かった。

「!?」
「だから青いってんだよぉ!!!ザンネンデシタァァ!!!」
「グアァァァ!!!」

ナイトメアの棍棒はバルムレットに止められる前に止まり、代わりにスターダストの腹部にナイトメアの巨大で強烈な拳が直撃した。
カウンターだ
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