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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
18 終わり無き悪夢
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とは?」
「1つだけ聞きたいことがあるかな?」
「?」
「皮肉だと思ってねぇ。自分の意志で外の世界を見てみたいと思って通い始めたんだろうが、知能も低くて自分と違ってムーの力も使えない劣化人類のクソガキにイジメられ、トドメが殺されかかっている。最終的に勝つのは普通の人間ってわけかな?学校全体から忌み嫌われ、陰口を叩かれ、ストレスの捌け口に身を貶され、友達を巻き込んで大怪我させた。どうだい?自分の無能さを味わった気分は?」

遂にスターダストは我慢の限界を超えた。
安食の様子から何らかの暗殺術を身につけていることを感じて間合いを測り、攻めこむ隙を狙っていたがそれは全て無駄になった。
ウイング・ブレードを握り、足に力を込める。
生身の相手は殺さないように痛みを与え、苦しめるつもりだったが、そんな考えはもう無かった。
込み上がってくるのは激しい憎悪だけ、もう思考が冷静なままにしておくことが出来なかった。

「キサマァ....!」
「ハッ!頭にきてんのはこっちも同じだってのぉぉ!!このクソガキがぁぁ!!!」

すると安食は眼鏡を床に叩きつけ、今までの小さな子供を相手にするような紳士的な態度から下衆の極みとでも表現するのが打倒なまでに態度を一変させた。
口を大きく開き、目は血走る。
まさに悪魔の表情だった。
その悪魔は左腕にトランサーを装着すると、胸ポケットから紫色のユナイトカードを取り出し、トランサーに読み込ませた。

『ユナイト・チェンジ!!ナイトメア・テイピア!!』

Unite Change!!NIGHTMARE TAPIR!!

「!?」

トランサーの認証音に続き、安食の正面に紫色のValkyrieの紋章のゲートが現れ、それが安食の体を通過すると、そこに立っていたのは安食ではなかった。
身長は痩せ型の175cmから190cmを超える大柄な体格へと変化し、黒のスーツ、紫色の西洋風な鎧と騎士のアーメットヘルムのようなヘルメット、巨大なグローブ、そして巨大な棍棒を装備していた。
所々に悪夢の食らうと言われるバクのエンブレムがあしらわれたその姿はまさに悪夢の象徴のような電波人間『ナイトメア・テイピア』へと安食は姿を変えた。

『さぁ、お仕置きの時間だ』

ナイトメアは不敵な笑みを浮かべながら棍棒を振り回して構えた。
だがそれと当時にスターダストは地面を蹴り、軽快なフットワークでナイトメアに襲い掛かった。
20メートルあった距離は一瞬にして2メートルに迫る。

「へっ!!喰らえぇぇ!!」
「!?」

ナイトメアが振りかざした棍棒をスターダストは寸前でスライディングして交わし、ナイトメアの股の下をくぐった。

「ヤァァァ!!!」
「タァァァ!!」

今度はスターダストの攻撃に入る。

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