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NARUTO -もう一人のうちは-
第4話 覚悟
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る忍術を使わないと対応できない強敵だ。そんな時に、お前はどうする ?」

「それは、守りたいですよ…」

「そうだ…、仲間を守るだけの力があるのに、その力を使わないなんて、勿体なくないか ?」

「……」

「多分俺が思うに、いつかお前が万華鏡を使う時が必ず来る…。大切な仲間を守ろうとしてね」

「……」

「仲間を大切にする忍になれ、ダンテ。俺は、ある日から仲間を大切にしようと心がけている…」

















「お父さん ! お母さん !」

「ここが、俺の死場か…、ダンテ…」

「え… ?」

「お前なら…、うちはの『負の連鎖』を断ち切ってくれる…。そう信じている…」

「何言っているんだよお父さん ! もう喋らないでよ !」

「お前は優しいな…。だがもう父さんは限界だ…。死を迎える前にお前に言いたいことがある…」

「ぐっ…、ひぐっ…」

「仲間を…大事にする忍になるんだ…」

「うん…」



「おい、ガキがこの辺にいるはずだ !」

「見つけたら始末しろ !」



「くっ、逃げろ…、ダンテ…」

「母さんたちは、いつまでもあなたのことを見守ってるわ…」

「お父さん…、お母さん…、うぁぁぁぁぁぁぁぁ !」

やがて二人は力尽き、ダンテに最後まで微笑みながら息を引き取っていったのであった。
そして少年は豪雨が地を穿つ中、声涙あわせくだりながら戦場と化している森林を駆け抜けていった。























「だが、万華鏡はあくまで最終手段としてとっておくんだ。使いすぎは先ほどもいったが失明することになる…。けどな…」

「俺は仲間を助けられるなら、命をかけてもいいと思っているよ」
カカシが笑って頭の上に手をポンと置く。
そしてダンテは思った。この人は自分の仲間を大切にする人だと。その眼に嘘の文字は見当たらない。写輪眼を使わなくてもわかる。
今まで自分の『もう一つの力』を恐れていたがカカシの話を聞いて確信に至った。









―――――――――――仲間を救わなければならない時は、あの力を使おう


―――――――――――父のように、母のように仲間を大切にする忍になる


―――――――――――そしてその上でうちはイタチを超え、更には…
























「(成程、先輩がみっちり指導したっていうのはこういう事だったのね)」
「ま、カカシ先生がいうなら間違いはないんだろうけど、でもダンテ…」
ヤマトは真剣な表情
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