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アザミの花
第一章
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正面に正拳を出してみせた、見事な右の一撃だ。
「この前なったわ」
「立派ね」
「そうでしょ」
「それで好きな食べ物は?」
「牛丼に冷奴、田舎饅頭だけれど。お酒は日本酒ね」
「どれを取っても完璧に親父じゃない」
 今は死語となっているが親父ギャルだというのだ。
「全く。外はいいし性格も悪くないのに」
「親父っていうのね」
「アザミみたいね」 
 聡美はこの花の名前をここで出した。
「何かね」
「アザミ?」
「綺麗だけれどあちこちギザギザとしているからよ」
 だからアザミだというのだ。
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