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ネギまとガンツと俺
第28話「麻帆良祭〜本質と布石〜」
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さすが高畑先生ネ」

 世界樹大発光はつまり、世界樹に魔力が溜まるわけで。

 ――……つまり魔力の充溢に際して何かをやろうとしている?

 小首を傾げるタケルの疑問に誰かが気付くはずもなく、タカミチと超の会話は進む。

「君の目的は何だ? ……返答によってはいくら元教え子といえどもみすみす見過ごすことは出来ないぞ?」

 滅多になく本気の目で問いかける元担任に、だが彼女は動じることもなく、まるで当然のように告げた。

「魔法使い総人口6700万人……その存在を全世界に対し公表する。それだけネ……ね? 大したことではないヨ」

 ――もちろん、一般人には危害を加えないつもりヨ。

 付け加える超に「そんなことをして君に何の利益が?」と、当然にタカミチが疑問をぶつける。

 彼女は「フフ」と笑い、そして。

「食事はウチの美味しいのを届けるネ。不自由な思いをさせてスマナイ」

 質問には答えず、そのまま部屋を出て行ってしまった。

「……」
「……」

 部屋に残された2人はまるで考え事をするかのように沈黙し、だがすぐに困ったようにタカミチが呟いた。

「……うーん、放っておくわけにはいかないか」

 その言葉に、今度はタケルが尋ねる。

「やっぱりマズイんですか?」
「え?」

 一瞬何のことか分からずに聞き返したタカミチだったが、すぐに質問の意図を把握し、言葉を続けた。

「そうだね……彼女が言っていたように一般人には迷惑をかけずに公表できたとして、それでもここで暮らす大半の魔法使いは大きく影響を受けると思うよ。良くも悪くも……ね」
「……なるほど」

 ――実感は湧かないが、それでも確かに大事ではあるみたいだな。

 タケルが予想していた通り、彼女の目的は大事―今の魔法界の秘匿という常識を一気に覆すほどの―だった。

 ――まぁ……仕方ないか。

 タケルは諦めるように内心でため息を吐く。これで、つまり自身のオコジョ化が決定したようなものなのだから、肩を落とすのは当然といえば当然だろう。その様子に、タカミチが「?」と首を傾げ、

「どうかしたかい?」
「ああ、いえ何でもありません」

 気のせいか沈んだ表情を見せるタケルに、彼はため息を吐き「知ってるよ」小さな声でどこか心配そうに言う。

「超さんをかばったネギ君の責任を君が負うことになっているのは」
「……え」
「君は既にその覚悟をもっていることも。本当はもっと皆と過ごしたいと思っていることも……そして、クラスの誰にも、ネギ君にも告げずにそのまま学園を去ることだって」
「……」
「君はそれでいいのかい?」

 まるでタケルの気持ちを全てわかっているかのような、そんな優しい言葉に、はっき
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