暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-A騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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てるってわけだ。

「どうして!?」

「言ったろ! オーナーを治す方法はもう・・・闇の書を完成させるしかないって!」

カートリッジをロードしてブースター点火。一気に距離を詰める。

「もう止まれねぇんだよ!」

そこで出て来るのがコイツらだ。魔法を知り、局と関わりを持つなにょは達。はやても魔法を持つことになるって未来が判っている以上、同じ世界の出身で魔導師な友達っつうのは優良物件だ。どの道はやてが局に入れば、遠からずコイツらと出会って友達になっただろう。でも普通に会っただけじゃ同僚に近いだけの友達で終わる。望むべくは広くも深い友達関係。
そこでルシルがはやてとコイツらを繋ぐ方法として選んだのが強烈な形での出会い。今のように全力で互いの思いをぶつけ、その果てに、断ち切れにくい絆を生み出そうとした。聴かされたときは結構無茶な手だとは思ったけどな。

「バスターちゃん!」

――アクセルシューター――

アイツが放った魔力弾4発を紙一重で避けていく。もちろん誘導操作弾だから通り過ぎて行ってもまたあたしに向かって飛んで来る。それすらも避けて、避けて、避けてやった。

――プロテクション・パワード――

――フェアーテ――

ブースターを停止、高速移動魔法でなにょはの背後に回り込む。ただ突っ込むだけがあたしの攻撃じゃねぇんだよ。最後の1発をすぐさまロード。あたしへ振り向こうとしているコイツの対処より早く「ラケーテンハンマーッ!」“アイゼン”を振るう。

――アクセルフィン――

アイツは急上昇することで直撃を避けた。でもまだだ。ブースターを維持、あたしも追って上昇する。いろんな軌道で迫り来る魔力弾。避けきれねぇヤツは“アイゼン”で破壊する

「ディバイン・・・――」

「撃てよッ、こいつは決闘だぜ!」

「っ・・・、バスタァァァーーーーッ!!」

ごめん、はやて。帽子が弾け飛ぶのを、歯を噛みしめて耐えて砲撃を紙一重で回避。砲撃発射の体制のまま硬直してるアイツに「終わりだ!」もう一度ラケーテンハンマーを打ち込む。今度は直撃だった。身近な悲鳴を上げたアイツはまた地面へと真っ逆さまに落ちていって、態勢を整える前に地面に叩き付けられた。ラケーテンハンマーの直撃だ、そう簡単に復活できるわけがねぇ。だからあたしの勝ち、だ。

「はぁはぁはぁ・・・」

残りのカートリッジ2発を給弾。結界が解除されるのを待つ。

(良い奴だからこそ、お前たちはまた向かって来るんだろうな・・・)

なぁ、ルシル。本当にこんなやり方で確固な友情が生まれんのか? やり過ぎるとかえってはやてとアイツらの友情が壊れちまいそうだぞ。とは言ってもここまで進めちまった以上、あたしじゃどうする事も出来ねぇけどな。

「おい、
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