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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-A騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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の新しい希望、か」
「だったら続けましょう、リンカーコアの蒐集を」
「だな。闇の書を完成させて真の主と覚醒したはやての家族愛で、闇の書の暴走してるプログラムを掌握させる・・・!」
感情論で“闇の書”が元に戻る、なんて馬鹿げた話だとは思う。だけどぜってー上手く行く。
「けどさ、ルシル。お前って何か大事な話を隠してばっかだな」
「・・・ふむ。ルシリオン。出来ればこういう話は早い段階で話してほしい」
「気を付けるよ」
ルシルは本当に申し訳なさそうに謝ったから、あたしらはそれ以上ルシルに何かを言う事はなかった。
?―?―?回想終わりだぜ?―?―?
「だからもう蒐集はやめて。オーナーさんの呪い、魔法や医療技術じゃ治せないって話だけど、きっと何か方法があるはずだよ! みんなが、誰もが犠牲にならずに済む方法がきっと・・・!」
なにょはが必至にそう呼びかけて来る。本当に良い奴だよ、お前。ルシルがお前たちをはやての友人にしようって決めた理由がよく解る。“闇の書”の真実の他に、あたしらはルシルからコイツらからリンカーコアを蒐集した本当の理由を聴いた。いんや、パラディース・ヴェヒターが犯罪者狩りを徹底させた本当の理由も、だ。
あたしら守護騎士が消えることなく無事に残った時、実刑じゃなくて保護観察・管理局従事っていう軽い処分にするよう仕向ける為に、犯罪者狩りを徹底して、局に好印象を与えた。あたしらは強い。万年人手不足の局にとっては喉から手が出るほど欲しい人材のはずだ。そんなあたしらが犯罪者狩りをしてりゃ、局も気兼ねなくあたしらを局に取り込めるだろう、って。
「ありがとな。そこまで必死に思ってくれて。でもな・・・」
「バスターちゃん・・・?」
はやてもまた“闇の書”の主としての魔法を扱う騎士になる。だけどはやてはまだ子供だ、だから管理局従事にはならないっていうのがルシルの見解だ。あたしらは局の仕事に従事することが多くなって、はやては独りあの家で過ごすことが多くなる。離れ離れの時間が多くなる。
――捕縛断ち――
「え・・・!?」
なにょはの捕縛魔法を破壊する。並の術式なら瞬時に破壊するってルシルは言ってたけど、コイツのはそれほど強力だったのか少し時間を食っちまった。目の前で呆けるなにょはに向かって“アイゼン”を振る。障壁が張られることなく、アイツ自身がデバイスを掲げて防御した。けどそれだけじゃ無意味だ。
「おらぁぁぁぁ!!」
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
全力で振り抜いて大きく弾き飛ばしてやった。アイツは地面に叩き付けられる前に体勢を立て直した。ブースターを利用しなくても強力な一撃だけど、デバイスにはどうやら傷一つとして付いてないみてぇだな。やっぱデバイス全体の強度も強化され
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