暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-A騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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ン!」

――ラケーテンハンマー――

障壁を解除。カートリッジを1発ロードしてブースター点火、突っ込んで来るアイツへと高速回転しながら突撃。

「レイジングハート!」

≪Accel Fin≫

アイツの両足、くるぶし辺りから2対の翼が生えた。と思ったらこれまで以上の速度で突っ込んで来た。騎士であるあたしに対して砲撃魔導師が近接戦とか。馬鹿にすんじゃねぇぞ。

「ラケーテン・・・」

「フラッシュ・・・」

この一撃で墜としてやんよ、高町なにょは。

「ハンマァァァーーーーッ!」「インパクトッッ!!」

互いに得物を大きく振るって、そして衝突。耳をつんざくガキィィンっていう金属音と、両手に伝わる衝撃。さらに「まぶし・・・!」視界を潰す閃光、それと同時に「のわっ!?」強烈な衝撃があたしを襲った。目も見えねぇし、あたしはそのまま弾き飛ばされちまうことに。

(あのまま押し切りゃぜってー勝ってたのに・・・!)

フラッシュインパクト・・・閃光の衝撃、くそ、そのまんまじゃねぇか。もう少し注意してりゃこんな間抜けなことにならなかった。

「レイジングハート、レストリクトロック!」

(この魔法は・・・!)

ルシルから聴いていた捕縛魔法だと察したあたしはすぐさま急上昇。捕まってもいいように対処方法は持ってる。だが逃げられるなら逃げた方がいいに決まってる。ようやく視界が戻り始めた時、「もう逃げられないよ、バスターちゃん!」アイツのそんな声が足元から聞こえてきた。

「こいつは・・・!」

あたしの周囲を高速で動き回る魔力弾、その数12。下手に動きゃ一斉に襲ってくんだろうな。乗り切るにはパンツァーヒンダネスを本来の効果で発動させるしかねぇ、かな。

「バスターちゃん。お願いだから話をして」

あたしの目の前にまで上昇してきたアイツがそう言ってきた。

「・・・なんの話がしたいんだ?」

とりあえず話に乗ってみる。その前に「この弾幕結界、どうにかしてくんねぇか?」と言ってみる。するとアイツは「えっと、うん」弾幕結界を解いた。魔力弾が消失していく。素直で優しいのは長所だが、戦場じゃ短所だぜ、な、の、は。

――レストリクトロック――

その代わり捕縛魔法であたしを拘束した。すぐさまコレの構築術式(プログラム)の解析を開始、術式破壊(ブレイク)を割り込ませてやる。

――なのはの魔法で厄介なのは射砲撃だけじゃない、捕縛魔法の強度だ。だからヴィータ。あの子と戦う確率が一番高い君に与えよう。捕縛魔法破壊の術式を――

ルシルから貰った術式がコイツの術式を侵し始めた。

「最初の続き。闇の書が完成すると暴走して、主さんを取り込んで自滅するって聞いたよ?・・・バスターちゃん達の
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