暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-A騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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「・・・・その話を受ける、って」

「懐の広い上司様で何よりだ。・・・楽園の番人パラディース・ヴェヒター、そして守護騎士ヴォルケンリッターの騎士、バスター。そして鉄の伯爵グラーフアイゼン。名乗れ、決闘の礼儀だ」

「・・・高町なのは、レイジングハート・エクセリオン。負けないよ、バスターちゃん!」

VS?―?―?―?―?―?―?―?―?
鉄槌騎士バスターVS砲撃魔導師なのは
?―?―?―?―?―?―?―?―?VS

――ショートバスター――

いきなりの砲撃。しかも発射・砲速ともに速い高速砲。幸いだったのはアイツとの距離があったこと。高速移動魔法のフェアーテを瞬時に発動させて射線から離脱。

「お返しだ・・・!」

――シュワルベフリーゲン――

発射姿勢のままでいるアイツに向かって魔力を付加させた物質弾フリーゲン8発を“アイゼン”で打ち放つ。と同時に接近開始。ルシルの話じゃアイツは射砲撃に特化した魔導師だって話だ。なら距離を開けてやってアイツに有利な戦い方をさせる義理はねぇよな。
アイツはフリーゲンの回避に移った。飛行速度は前回の衝突ん時と大差はねぇ。迫り行くフリーゲンをどう対処すんのかって接近しつつ眺めていると、アイツは急降下。フリーゲンをアイツについて行かせてからあたしも降下。そこから少しの間追いかけっこ。

(飛行速度は互角だから追いつけねぇな・・・)

――シュワルベフリーゲン――

さらに4発追加、計12発のフリーゲンとあたしがアイツを追う。

「いくよ。ディバイィィン・・・バスタァァァーーーーッッ!」

と、アイツが急に止まって足元に魔法陣を展開、こちらに振り向いて砲撃をぶっ放した。今さらになって気付いた。アイツとフリーゲンとあたし。一直線に並んでいるって事に。始めから狙ってやがったんだ、あたしとフリーゲンをまとめて落とすのを。

「くっ・・・そ!」

目の前でフリーゲン全部が消し飛ばされたのを見た。回避に全力を注ぐ。あたしのすぐ側を通り過ぎて行く砲撃。バサバサとスカートがはためく。“アイゼン”を持つ右手でスカートを押さえ、左手で帽子を押さえる。

「あっぶねぇ・・・!」

ギリギリ回避に間に合った。あと少し回避が遅けりゃ直撃していたことに肝を冷やす。そんですぐにアイツへと目をやる。けど、「居ねぇ・・・?」さっきまで居たところにアイツは居なかった。

――アクセルシューター――

「シューット!」

頭上から聞こえてきたアイツの声。あたしは見上げる前にフェアーテを発動、その場からすぐに離れる。距離を開けつつ振り向いて頭上を振り仰ぐ。アイツの姿を確認。で、あたしに向かって来ているすげぇ速い魔力弾が12発。一斉発射したアイツに「馬鹿か! そんなに制御できるわ
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