暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-A騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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†††Sideヴィータ†††

今日もあたしとシグナムとルシルとで犯罪者狩りをして、適当にリンカーコアを蒐集し終えたところであたしら“闇の書”を収集したいって奴、ミスター・リンドヴルムが抱えてるロストロギア収集実行部隊が現れた。ま、そう労することなくぶっ潰すことが出来て、そいつのリンカーコアも蒐集できたから悪い話じゃなかったわけだが。
問題はその後だったんだ。このなんでもない世界が夕日に照らされ始めた頃に現れた高町な、の、は。すぐさまシグナムとルシルに、アイツが現れたことを思念通話で連絡した。

『こちらセイバー。私の方にはバニングスと月村、そして私を逃さないためか結界を展開、維持するための局員十数人が来た』

シグナムの話に、あたしは周囲の気配・魔力反応を探ってみる。シャマルやルシルほどの精確さは無いけどな。そんで判ったのが、ここにも局員が十何人と居るってことだ。たぶんシグナムんとこと同じ、結界担当だろうな。

『私の所にはフェイトとシャル。それだけじゃないな、まだ居る。私を墜とす為か、それとも足止めか。おそらく後者だが、前者も狙っていると見ていい。セイバーやバスターの援護には向かえないと思う』

『私の方に援護は無用だ』

『あたしの方も、だ』

ルシルの援護なんか必要ねぇ。あたしとシグナムからそう返されたルシルは『ヤヴォールだ。あー、あと注意1つ。戦闘前の確認は怠るな。以上だ』それだけを言って思念通話を切った。

「で? 何の用だよ、ご丁寧にバリアジャケットを着こみ、しかも・・・カートリッジシステムを搭載した新しいデバイスを持ってさ。完璧に戦いに来たって感じじゃん。なぁ、ベルカのことわざでこういうのがあるんだけどよ。和平の使者なら槍は持たない、ってな」

ん? ことわざだったっけか。まぁいいや。そんな話があったのは確かだしな。アイツは意味が解らねぇのか小首を傾げた。

「解んねぇか? 話し合いをするってぇのに、武器を持ってくる奴が居るか、って意味さ」

「・・・あっ、でもレイジングハート(コレ)はなんていうか、その・・・」

な、の、はの持つデバイスには前には無かったカートリッジシステムが付いてる。デバイスを強化までしてあたし、あたしら守護騎士の前に姿を現すってぇことはそういうことだろ?

「デバイスは確かに強化したし、こうして起動した状態で持っちゃってるけど、私はお話をしに来たの」

「話、ねぇ。そこいらに局員を隠れさせておいてよく言うぜ。あれだろ、油断させておいて捕縛、ってところなんだろ?」

「確かにバスターちゃんを逃がさないための結界を張ってもらう局員さん達が周囲に居るよ。でも話をしに来たっていうのは本当だよ、信じて」

アイツはデバイスを待機形態に戻して両腕を大きく広げた。あ
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