第54話 麻帆良祭最終日−その1−
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ねぇ………。
演説はどうやら一種のカモフラージュで動揺している魔法先生を中心に、遠所からの狙撃によりどんどんリタイアしていってるわ。
確か、龍宮による時間跳躍弾だったか。
シールド的な魔法防御ごと、対象者を時間跳躍させるんだったな。
うん、一気に均衡が崩れてくな。
高畑氏が孤軍奮闘しているが時間の問題だな。
ありゃ。
わざわざ超がISを着用して攻めてきた。
いわゆるオーラスか。
高畑氏は個人戦力としては麻帆良学園はおろか関東魔法協会でも1,2を誇る麻帆良の最大戦力だ。
が、ぶっちゃけ彼の誇る咸卦法は、過酷な状況下とかならともかく、今のような普通の状況下では身体能力の底上げそれによる攻撃力と物理的・魔法的な防御力の向上しか意味を持ち得ない。
この点だけにしぼれば、魔法でも気でも念能力でも可能であり、後は元々の身体能力と向上率だけの違いだ。
そして魔法的な攻防を抜きで考えれば、パワードスーツ的なISも同等以上な効果−−−超魔改造製ISならば魔法的な攻防にすら対応しているかも知れないが−−−があり、高畑氏と超が大空中戦を演じている。
1対1でIS操縦者と空中戦をしている高畑氏は最大戦力の名に恥じない働きだが、まぁ、ここまでだな。
高畑氏の攻撃方法が結局格闘戦と拳による衝撃波−−−威力の大小はあるようだけど−−−−しかないので、身体能力的に互角以上のISとは相性が悪い。ぶっちゃけ油断しなければ、レーザーすら回避するハイパーセンサーがあるISには高畑氏の遠距離攻撃は当たらない。誘導弾とまでは言わないが、面制圧の技やら一瞬でも良いので今以上の速度か身体能力の向上ができれば良かったんだが。
ここまで対処できているのは超と高畑氏の戦闘経験の差が大きいが、どうやらそれも時間の問題だろう。
うわ。
なんか高畑氏に超が語りかけてたかと思ったら、超が一瞬で後ろをとった。
あれか、瞬時加速(イグニッション・ブースト)とか言う奴か。
どうやら終わりらしい。
時間跳躍弾を当てたようで、高畑氏も跳んでいったわ。
ついでに高畑氏がやられたことに動揺した魔法先生も狙撃されて次々に跳んでいく。
さてと、このままなら超の一方的勝利か。麻帆良の魔法先生は全員跳んで、魔法の秘匿は破られる。
原作では確か麻帆良学園は無事で、学園長が最初に責任を取って、他の魔法先生も全てオコジョにされるんだったか。その後過去から跳ばされたネギらが事態を知って過去に戻って対処する。
が、この世界はマンガの世界とは違い、日本異能協会が存在する。
ぶっちゃけ、魔法の秘匿が破られたら、関東魔法協会は責任を取らされ解散だろう。当然オコジョ刑なんていう
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