日常編 その3。
チェンジリング
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るぞって・・・怪しいし止めておきなさいな。てか、現代語訳があるならそれなりの意味は解けると思うし」
「大丈夫だって!ほらティア、読んでくれ」
「何で私が!?」
「古代文字読めんのお前しかいねーし」
「隣に現代語訳があるの見えてるんでしょうね・・・何が起こっても私のせいにはしないでよ」
依頼書を突き付けられたティアは渋々それを受け取り、古代文字に目を落とす。
数秒の間目で文字を追っていたティアは、ゆっくりと口を開いた。
「ウーゴ・デル・ラスチ・ボロカニア・・・」
「何だそれ、意味わかんねーっ!」
ティアが読み上げた言葉の意味が解らず、ナツは頭を抱える。
すると――――――
『!?』
その瞬間、その場にいたナツ、ルーシィ、グレイ、エルザ、ハッピー、ルー、アルカ、ティアの体が虹色の光に包まれる。
「ん?何だ?」
「どうしたんだ?」
その様子に他のメンバー達も気づき、ナツ達に目を向ける。
やがて光は収まり、そこにはいつもと何も変わらないナツ達が、さっきと同じように立っていた。
『・・・』
特に何事もないかのように立っているナツ達。
最初に動いたのは、グレイだった。
「さ・・・寒ィ・・・」
・・・なのだが、何故かグレイは自分の体を抱いてガチガチと震え始めた。
その顔色は青く、近くにいたエルフマンが怪訝そうな表情になる。
「あ?氷使いが何で寒ィんだよ」
「な、何だよコレ・・・体が寒ィ!冷えたとかじゃなくて根本的に寒ィ〜!」
氷の魔導士であるグレイは寒さには耐性があるはず。
が、現在進行形でグレイは寒さに震えている。顔色を青くして、だ。
普段は絶対にありえない状態にギルドメンバーは首を傾げる。
次に声を上げたのはアルカだった。
「な、何だコリャ・・・熱ィ!焼けるみてぇに熱ィ!つか背が高ェ!」
「何言ってるの?アルカの背はいつもと変わらないでしょ?」
炎使いであるアルカが何故か熱がり、羽織っていた黒いジャケットを脱ぐ。
恋人の不思議な姿を見たミラが首を傾げると、何故かグレイが振り返った。
「そういや何か背が低いな――――――ってオイオイ!?」
そしてアルカを見て目を見開いた。
明らかにおかしい様子にメンバーが呆然としていると――――
「わわわわわっ!金髪だぁ!」
続いてルーシィが声を上げた。
自分の金髪を指ですくい、見つめている。
「金髪だ・・・って、ルーシィ元から金髪だろ?」
「うわっ!何か胸辺りが重いよう!アルカ助けて〜!」
「つか・・・そんなガキみてーな口調だったか?」
目を若干潤ませてアルカに助けを求めるルーシィを見て、ライアーとスバルが首を傾げる。
因みに基本ラストネーム呼びのライアーがルーシィを
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