第28話 幕間
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支持率は低下していく。
それでも2年間も政権が持ったのは、『銀河帝国の脅威』これに尽きよう。
だが、それも限界であった。
一向に良くならない現状に国民は苛立ちを募らせており、支持率は政権交代ギリギリの線《ライン》にまで下がっていた。
追い込まれたルフェール首脳陣は一発逆転の方法を取る。
すなわち、軍の出兵とその勝利による支持率回復であった。
ルフェールの現政権は支持率獲得のため軍に「銀河帝国と一戦して打ち破れ」と出動を命じる。
軍のトップである統合参謀本部長フォルト・ゲイム大将、宇宙艦隊司令長官ロング・ニトラス大将の両名は揃って反対したが、これは政府による正式な命令であるため拒否はできない。
仕方無く、ニトラス大将は第三、第五、第七艦隊の3個艦隊36000隻に司令部直率の5000隻を合わせた計41000隻の艦艇を率いて出撃した。
時を同じくして、『ルフェール軍出動』の報を受けたティオジア方面軍司令官のケンプ元帥も麾下の艦隊とアイヘンドルフ、パトリッケン、ヴァーゲンザイル艦隊の4個艦隊50000隻を率いて出撃する。
両軍の接敵予想地点はグリニア星域。
この地で、今2度目の会戦が起きようとしていた。
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