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ゲルググSEED DESTINY
IF ゲルググSEED
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エンジェルとそれに搭載されているMSストライク。

『なんで、こんな所にストライクとアークエンジェルがッ!』

『その声、まさか坊主か!』

『ムウさん、何で!?』

戦闘の最中、互いに乗っているパイロットが誰かが発覚する。パーフェクトストライクにはムウが、デルタカイにはキラが乗っており、二人は相対して攻撃しあう。

『仕方のない事なんだよ、これは。昨日までは同じ釜の飯を食ってた仲だとしても、明日には銃を突きつけ合う関係になっちまう。そういうもんなんだよ戦争っていうのは!』

ストライクとデルタカイが戦闘を繰り広げる最中、他の新型三機はシンのZとクラウのゲルググで抑えにかかる

『ウリャー!滅殺!!』

『クソ、演習ではこんな!?』

「シン、焦るな!地力では押し勝ってるんだ。敵のペースに乗せられるな!」

レイダーを相手に空中戦を繰り広げるシン。初の実戦という事もあってか、普段よりも動きが硬いがそれでも実力に御突堤わけではない。徐々に押し切っていく。
それとは別に地上でカラミティの相手をしながらフォビドゥンに牽制を放つクラウ。ゲルググは空中に飛ぶことが出来ない為、カラミティの相手をしていた。

オーブ防衛戦は一度目を何とか退ける。しかし、このままではじり貧にしかならないと判断したクラウは水中用MSを使い、打って出ることを提案した。作戦は受け入れられ、夜間による奇襲作戦によって指揮を執っていると判断された艦を幾つか落とす事に成功する。

『さすがゴッグだ、何ともないぜ!』

途中で発見され、迎撃されるがゴッグの装甲の固さやズゴックの速さによって反撃は有効打となることなく、大きな戦果を上げる。

「そ、そんなこの僕が!?こんなちんけな国一つに!?」

ブルーコスモス盟主のムルタ・アズラエルがこれによって死亡。同時に艦に配属されていた三人のブーステッドマンも海の藻屑となった。
翌朝、地球連合艦隊は旗艦を失った事によって、その指揮権は別の艦に移る。戦闘を再開するモノの、水中からの攻撃も警戒せざる得なくなり、戦力を小出しにせざる得なくなり、士気自体も下がっていた。
代理として指揮官に任命されたその艦長は撤退を宣言。事実上、地球連合の敗北である。

『や、やったぜ……ミリアリア』

「戦場で恋人や女房の名前を呼ぶときというのは、瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフなんだよ、トール」

『そ、そんなんじゃねえし!?』

オーブ防衛戦は無事に切り抜けることが出来た。しかし、オーブが失った戦力も大きかった。元々防衛戦だ。言ってしまえば戦略的には連合に勝ったことになったわけではないので賠償金なども得られず、失っただけに等しい。
また再び連合がオーブに攻めてくるかもしれない。弱ったところを付け狙って
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