IF ゲルググSEED
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外周部に砲撃、敵の艦隊はMS隊が直接叩く」
クルーゼの作戦は確かに単純なものだが、大胆だとも言えた。そして、それを聞いてイザークがクルーゼに質問する。
「部隊の分け方は?隊長が全部指揮を執るんですか?」
「フム、イザーク。君にジンを二機任せよう。同じアサルトシュラウドの装備、連携も取りやすいはずだ。ディアッカとニコルは私の指揮下に入りたまえ。特にニコル、君の奇襲はリスクが高い。気を付け給え」
「はい!」
アスランに対して自分が一歩先に進んだと思うイザーク。足つきを落とせばネビュラ勲章やフェイスを得てもおかしくない。キラのストライクによって傷をつけられていない彼にはストライクに対する執着も無く、出世欲に対して意識が割かれていた。
◇
シャトルが降下して続く様にアークエンジェルが降下準備に入ると同時にクルーゼ隊が動き出した。外から不安げに戦闘を眺める事しか出来ないキラ達。クラウはMSのいない第8艦隊が不利だと思いつつも、イージスが居ない事や艦がナスカ級一隻という点から壊滅することはそうそうないと判断する。
「艦隊が目の前にいるのにわざわざ大気圏に落ちる危険を曝してまでシャトルを狙いにこっちに来るやつはいないさ」
クラウのその推測通り、シャトルは無事オーブに降下することに成功する。同様に降下していたアークエンジェルも起動はそれることなくアラスカ方面に降りていくのが見えた。
オーブに降りてからのクラウの仕事は部下となったキラ達の仕事を探す事とMSの開発だった。名目的に採用したとはいえ部下は部下だ。モルゲンレーテ社員として自分で采配できる分は採用して良いとは言われたが、何もタダ働きさせていいというわけではない。
キラはすぐにシステム関連とテストパイロットとしての採用となった。トールやカズイもモルゲンレーテの職員としてミリアリアは地上に降りてすぐに辞表を出して辞めた。止める理由もなかったので、以後の守秘義務に関してだけ徹底して注意し、退職金兼、口止め料としてそこそこの金額が支払われた。
サイだけはフレイとの婚約関係もあり、オーブから連合のフレイがいる場所に移住している。
その後、シンがキラやトールと仲良くなったことは意外な出来事として数え上げられるだろう。アスカ家一同はクラウが職場として向かったヘリオポリスで襲撃があったという話を聞いて大層心配していたらしい。
それが平然と帰って来て部下まで連れてきているというのだから気が抜けるのも当然だ。そこから話が飛んで面倒なことにシンが自分もモルゲンレーテに入れろと言ってきた。結果的に、キラ達を説得して多数決によってクラウは押し切られてしまい、シンもモルゲンレーテの職員となった。
数ヶ月経った頃、アラスカでサイクロプスによる自爆が起こった
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