IF ゲルググSEED
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り高い性能を持っていた。
『何だ、さっきの撃たれた奴が操縦してるのか?丁度いい、死にぞこないが動かしてる機体なんて、奪ってくれって言ってるようなものじゃないか』
「く、来るのか!」
正面に先程奪取されたストライクが動き出し、こちらに向かってくる。ゲルググに乗り込んだ民間人――――キラ・ヤマトは応戦するためにゲルググを動かした。
◇
その2
「それで、本当にこの僕が満足できるほどの機体があるというのかね、クルーゼ隊長?」
「ああ、その為に態々優秀なMSの操縦技術を持つという君を呼んだんだ。こちらとしても人員が足りていなかったのを支援してくれたことには感謝を示しているつもりなのだがね?」
仮面をつけた男、ラウ・ル・クルーゼと金髪長髪の男性、ルドルフ・ヴィトゲンシュタインはお互いにそんな事を話し合いながらヘリオポリスに向かう。
「フ、任せたまえ。この『麗雄』たる僕がいる限り、君達に負けはない」
(そういうのであれば、精々私の役に立って貰うじゃないか。物資が滞ることなく送られるのは非常に便利だからな)
そんな思惑を知ってか知らずか、ルドルフは敵の新型機の奪取に成功する。
「こ、これは!?なんという格好良さ。騎士然としていながらも、美しさを損なわないフォルム!機能美を追及しているであろうにも関わらず、細部に施された美意識の高さ!そして何より誰もがあこがれを抱くべき剣と盾!ああ、まさにこの機体は僕の為に造られたかのようではないか!!」
そう言って手に入れてきたのはMSギャンだった。クラウがゲルググを造る際に造ったこの機体をルドルフは奪取してきたのだ。
その後も、ルドルフはこの機体の後継機はないのかと画策し、見事にギャン高機動型、ギャンキャノン、ギャンマリーネ、ギャンクリーガー、ギャン改、ギャンギャギャン、ギャンバルカンと新たな機体を生み出していった。
「見たか!この僕の活躍を!!」
いつしかギャンによって覇権を手に入れた彼の伝記を人はこう呼ぶ。
『ルドルフの野望 ギャンの系譜』と
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