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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0569話
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な重力の結界が展開される。
 ちぃっ、あれはワームスマッシャーかっ!? こっちが動くのが遅すぎたか!
 そして重力の結界が変化し、ネオ・グランゾンの周囲には幾つものワームホールが形成される。同時に放たれるビーム。

「集中!」

 咄嗟に俺が出来たのは、精神コマンドの集中を使う事だけだった。
 そして次の瞬間、ニーズヘッグの数m先にワームホールが展開して、そこからビームが飛び出て……

「させるかっ!」

 短く吐き捨て、右側のヒュドラ3基のスラスターを使いその場で半回転。ワームホールから放たれたビームは、ニーズヘッグのすぐ横を通り過ぎてあらぬ方向へと飛んで行く。確かに最初の1撃は回避したが、この攻撃はこの程度では終わらない筈!
 精神コマンドで極限まで高まった集中の効果により、ニーズヘッグの周囲に幾つものワームホールが連続して開かれるのを感じ取る。同時に、そこから放たれるビームの存在もまた同様だ。

「ちぃっ!」

 アダマンハルパーを解除し、全6基のヒュドラのスラスター、それとツイン・ドライブや、機体の各所に設置されたスラスターを使いながら文字通りに四方八方、ニーズヘッグの周辺を囲むようにして作られるワームホールの攻撃を回避していく。今はとにかく回避に専念だ。この攻撃が終わった時に俺の取るべき選択肢は存在しているのだから。細かい作業は殆ど直接操縦するのではなく、T-LINKシステムによる思考により行っていると言っても過言では無いだろう。文字通りに、俺自身がニーズヘッグと一体化したかのような感覚を覚えつつも、数m単位の見切りを行い、ワームスマッシャーの攻撃を全て回避していく。
 一瞬、ネオ・グランゾンの魔法か何かで身動きの取れないヒリュウ改やハガネの機体が今の俺の姿を見れば、恐らくワームホールによって覆われた空間の中で踊り狂っているようにも見えるだろう。そんな風に考えつつも、ワームスマッシャーの攻撃を回避し続け……やがて、このままでは埒が明かないと判断したのか、あるいはエネルギーの問題か……はたまたそれ以外の何かが理由にあるのか、ワームホールから放たれ続けていたビームの攻撃が唐突に止む。
 俺が待ちに待っていたその一瞬、それがここだ!

「加速!」

 精神コマンドの加速を使用し、同時にツイン・ドライブと後方へと向けたヒュドラのスラスターもまた全開にする。俺が目指すべきは、このワームホールで囲まれた空間から逃げ出す事……ではない。

「T-LINKシステム、フルコンタクト! 念動フィールド、全開! ツイン・ドライブ、フルドライブ! Eフィールド、全開! グラビコン・システム、フルアクセス! G・テリトリー最大出力!」

 ニーズヘッグに装備されているバリアの類を全て全開にし、そして向かう先はワームホールの
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