スーパーロボット大戦OG外伝
0569話
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う時に重要視しているのは力よりも技。あるいは速度なのだから、純粋なパワーでは重力を操る魔神ともいえるネオ・グランゾン相手に長時間渡り合える程ではない。
「それを知りたいのなら……自分で確かめてみろ!」
再び接近してアダマンハルパーを振るう。そしてグランワームソードで刃を受け止めるネオ・グランゾン。ここまではまるで先程の焼き直しのような光景だった。しかし……
「はぁっ!」
刃を受け止められたまま、手首を返しながら柄を大きく振るい、石突きの部分でネオ・グランゾンの下半身へと叩き付ける……寸前、妙な感触を覚えて柄の部分の動きが急速に鈍った。同時にネオ・グランゾンの肩の部分にあるパーツの一部分が仄かに発光する。
「何っ!? ちぃっ!」
一瞬混乱するがそのまま強引に、一瞬だけとは言ってもネオ・グランゾンと互角とも称された膂力を使って、アダマンハルパーの石突きの部分をネオ・グランゾンの胴体へと叩きつける!
さすがにその攻撃は予想外だったのか、通信モニタに映し出されているシュウの眉が一瞬だけピクリと動いたのを確認出来た。
そのままアダマンハルパーの柄を強引に振り抜き、ネオ・グランゾンを吹き飛ばして間合いを離す。
そこまでして、ようやく理解する。先程のあの動きが鈍ったもの。恐らくはアレがネオ・グランゾンの持つ歪曲フィールドの効果なのだろう。そして、その歪曲フィールドが発動した時に光った肩のパーツを考えると、恐らく歪曲フィールドを発生させるコントロール装置があの肩のパーツ。となると、まず狙うのはネオ・グランゾン本体ではなく歪曲フィールドを発生させている肩の部分か。
幸い精神コマンドの直撃もあるし、何よりニーズヘッグにはバリア貫通能力を持つ武器が幾つか備わっている。T.T.キャノン、ファントム、メガ・バスターキャノン。そして……
「歪曲フィールドを貫いてネオ・グランゾンへと攻撃を当てたのは見事と言ってもいいでしょう。しかし、この程度のダメージを積み重ねたところで私を倒す事は出来ませんよ?」
シュウの言葉を証明するかのように、徐々にではあるがアダマンハルパーの石突きの部分で削られた装甲が再生していく。
ちっ、そう言えばネオ・グランゾンも若干だが再生能力があった筈だな。これも神のご加護って奴なんだろう。もっとも、神は神でも破壊神だが。
だがまぁ、狙うべき場所は判明した。まずはこちらの攻撃のダメージを減らす歪曲フィールドを発生させている肩の部分だな。
そう判断して、再び攻撃を仕掛けようとしたその時。
「さて、毎回貴方からの攻撃ばかりを受けているというのも芸が無い。よって次は私から行きますよ?」
言葉を発し、ネオ・グランゾンの両手の間に重力塊のような物が生成され、同時にグランゾンを覆うよう
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