スーパーロボット大戦OG外伝
0569話
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いを詰める。ネオ・グランゾンはどちらかと言えばニーズヘッグと同様に射撃型の機体だ。違う点を上げるとすれば、ニーズヘッグは装甲を犠牲にした高機動型であるのに対して、向こうは装甲の厚い、どちらかと言えば足を止めての撃ち合いを想定しているという点か。シャドウミラーの機体で考えれば、アシュセイヴァーとランドグリーズと考えれば分かりやすいだろうか。もっとも、ニーズヘッグは装甲自体はそれ程厚くはないが幾重ものバリアによって通常の機体とは比べものにならない程の防御力を誇っているし、ネオ・グランゾンにしても重力を操るというその特殊な性能故に厚い装甲や重い機体重量を無視するかのような高い運動性や機動性を持っているのだが。
つまり、何を言いたいのかというと……
「お互いに、見た目だけではその性能は測れないって……事だよなっ!」
展開させたままのアダマンハルパーを振りかぶりながら、ツイン・ドライブの速度に合わせヒュドラのスラスターをコントロール。複雑な軌道を描きつつネオ・グランゾンへと迫っていく。
「確かにそうですね。私の機体も貴方の機体も、共に規格外の機体である事は間違い無いのですし」
シュウもまた、そう呟きながらワームホールを展開してそこからグランワームソードを取り出して俺を待ち受ける。どうやら向こうも近接戦闘を行うつもりらしい。ならそれはこっちとしても好都合! 確かにこのニーズヘッグは高い射撃能力を持った機体であるというのは間違い無い。だが……そう。だがしかし。だからといって近接戦闘が苦手な訳では決して無い!
「はぁっ!」
ツイン・ドライブの速度を乗せたアダマンハルパーの一撃。ネオ・グランゾンの胴体を狙って振るわれたその一撃は、グランワームソードによって受け止められた。
ギンッ!
そんな金属音を立てながら、大鎌の刃とグランワームソードの刀身がお互いに弾かれる。
「ほう。その機体の大きさでネオ・グランゾンと同等の膂力を持つとは……ちょっと驚きましたね」
薄らと口元に笑みを浮かべつつシュウが通信を送ってくる。
「さっきもお前が言っただろう? 規格外の機体だと。この程度の事は別に驚く程でも無いさ」
「確かに。……ですが、その機体の膂力の大きさは恐らく桁違いのエネルギーを誇る動力炉の恩恵によるもので、あくまでも瞬間的な膂力でしかない。……違いますか?」
「……さてな」
シュウの指摘に一瞬黙り込むが、すぐにそう返事をする。
さすがにこの短時間でそこまで見破られるとは思わなかった。確かにニーズヘッグはネオ・グランゾン相手でも互角に渡り合う事が出来る膂力を誇っているが、それはあくまでもシュウが言っている通りに桁外れの出力を誇る動力炉による影響であり、瞬間的なものだ。もともとニーズヘッグが近接攻撃を行
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