雪のような儚さ、歩みを止めない強さ
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て来たプロデューサーが言うと春香ちゃんと真ちゃんが頷いてステージに向かう。プロデューサーは犬のとこに向かう・・・あれ?
「(プロデューサー、顔色悪い?)」
それはまあいいとして・・・ステージでは春香ちゃんと真ちゃんがなんとか場を繋いでいるけど、そろそろ限界。その時・・・
「遅くなってごめん!」
「あ、雪・・・歩ちゃん!?」
唖然とする私の横を通り抜け、ステージに上がる。
『お待たせ!』
『『雪、歩ぅ!?』』
『いぇーーーーーーい!!!』
ハウリングを起こすくらい雪歩ちゃんが叫ぶ。しかもその服装はあの私が間違えたレザー服。更に大きいリボンに天使の羽根も付いた奇抜なもの。観客は唖然としてしまう。
『う・・・うぅ・・・!っ・・・い、いぇーーーーーーい!!』
「雪歩ちゃん・・・」
『うぅ・・・あぅ・・・』
泣きそうになる雪歩ちゃんだったけど・・・
『イェーーーーイ!!』
『ま、真ちゃん・・・』
『張り切っていくよぉーーー!!』
『春香ちゃん・・・!』
そして三人はお互いを見て・・・
『『『せーの・・・イェーーーーイ!!!』』』
『ワァァァァァァ!!』
観客の人たちがついに雪歩ちゃん達に答えて叫んだ。
『もっともっとですぅーーー!!!』
そして雪歩ちゃんは歌い出す。
『ALRIGHT!今日は泣いたら♪ALRIGHT!明日がもっと強くなる♪頑張って!!新しい一歩踏み出そう!』
「(わぁ・・・)」
何て言うか・・・凄く雪歩ちゃんが魅力的に見える。今の雪歩ちゃんは・・・誰にも負けないくらいカッコイイ。・・・そして楽しい時はあっという間に過ぎて・・・
「・・・疲れた〜」
村のみんなに激励をもらって、私たちは降郷村を後にする。
「あれ、兄ちゃん寝てるー!」
「まぁ彼なりに頑張ってましたからなぁ」
「うんうん。今のうちに定番のアレを・・・」
「こら、止めなさい!ていうから危ないからちゃんと座ってー!!」
帰りは律子ちゃんの運転です。そんな感じでお土産売り場にも寄って、事務所。
「はぁ、寝ててお土産買えなかった・・・みんなも起こしてくれればいいのに・・・」
「プロデューサー、自分の机を見てくださいよ」
私が言うとプロデューサーが袋を取る。
「雪歩ちゃんが買ってくれたんですよ?しかも雪歩ちゃんのラブレター付き!」
「はっ?」
「じゃ、私は寝ますね!お休みなさい、プロデューサー!」
「あ、ああ・・・」
雪歩ちゃんはこう言ってた。これからも一歩ずつ頑張ろうって。
ED『First Stage』
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