雪のような儚さ、歩みを止めない強さ
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す。
「はい、響ちゃん」
「ありがとう、玲奈」
「はぁ・・・恐かったぁ」
「雪歩、犬も苦手だったもんね」
真ちゃんと雪歩ちゃんが荷物を持ちながら話す。
「うん・・・」
「でも、なんだか大自然な感じのところだね・・・きゃあ!?」
さっきの子供が春香ちゃんの荷物を引っ張り、もう一人が響ちゃんの足を蹴る。
「だ、ダメだってばぁ」
「やめないとこうだぞー!」
遊び相手が欲しいんだろうなぁ・・・そう思った時。
「あ、どうも!」
やって来たのはガタイの良い村の青年団の方々。
「っ・・・」
雪歩ちゃんの肩から荷物が落ちる。
「遠いところをよく来てくださいました!ええと・・・756プロさん」
「いやぁ、765プロです・・・」
プロデューサーが話している中・・・
「あ・・・あ・・・」
雪歩ちゃんが青ざめながら後退り・・・その肩に手が置かれた。
「どうしました?お嬢さん」
青年団の人が何かあったのかと思ったのか雪歩ちゃんに話し掛ける。
「・・・」
数秒間雪歩ちゃんが停止し・・・
「ーーーーーーっ!?!?!?」
声にならない悲鳴を上げ・・・もう一度後退り。
「ど、どうした雪歩?」
「お・・・男の人が・・・いっぱ、いぃ・・・」
「ゆ、雪歩!」
倒れかけた雪歩ちゃんを真ちゃんが支える。
「うぅ・・・」
「と、とにかく雪歩ちゃんを休ませてあげよっか・・・」
私たちに用意された控え室に向かい、ご飯を食べてからリハーサルをすることになりました。
「豪華料理は・・・」
「無理だったかぁ・・・」
「えー?この煮物も美味しいよ?」
「アハッ☆オニギリ美味しいの!」
私と美希ちゃんはご飯をパクパク食べていく。ちなみに私は煮物は初めて食べた時はものすごく感動した。
「みんな、ちょっといいか?」
プロデューサーが言うには人手が足りないので、準備を手伝って欲しいと言うこと。・・・というわけで。
トン、トン
「自分に勝てるのは、自分〜♪」
私は口ずさみながら野菜を切っていく。やよいちゃんは人参、あずささんはキャベツだ。
「へぇ、あんたたち上手にきりなさるねぇ」
「ふふ、ありがとうございます」
「えへへ、どんどん切っちゃいますよー」
「・・・ま、まぁ切るだけでしたら・・・」
・・・うん、切るのはできるの。切るのは。
ダダダダダ
ちなみに私の隣で玉ねぎを泣きながらみじん切りにしてるのは・・・伊織ちゃん。
「うぅ、なんで私たちがこんなことしなくちゃいけないのぉ?」
おお、速
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