雪のような儚さ、歩みを止めない強さ
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じゃないわよ?」
「そんな子供じゃないよーっだ」
伊織ちゃんも何だかんだ楽しみみたい。・・・さて、当日。まだ日が揚がる前に事務所に集合する。
「ねぇレナっち。兄ちゃんが言ってた衣装ケースどれだっけ?」
「えっと・・・確か赤いケースって・・・あ、アレかな?」
「ありがとうレナっち!そんじゃ、先に行ってるよー」
真美ちゃんが事務所を出て、亜美ちゃんと何かを話している。私は小鳥さんに事務所の鍵を渡す。そして車に乗り込み・・・
「・・・」
私は渡されている台本を読む。
「えへへ、みんなで出掛けるなんてなんだか遠足みたいだよね」
「うんうん。旅館には豪華料理とかありそうだよねー」
「あったりまえじゃない。なんだってこの伊織ちゃんを呼ぶくらいなんだから」
「それもそっかー!」
『あはははは!』
前回の暴走組が話してるなか、響ちゃんが話し掛けてくる。
「玲奈、何時まで台本読み直してるんだ?」
「はは・・・なんだか今から緊張しちゃって・・・」
えーと、実は私、今回の総合MC・・・所謂進行役に抜擢されました(くじ引きで)よって今からもうドキドキが・・・
「ねぇねぇ、ここは“びわ”が名産なんだって」
「びわ?」
私は振り返って春香ちゃんに聞く。
「玲奈食べたことないの?美味しいよ!えっと・・・びわケーキにびわジュース・・・あ、びわ漬けもあるね」
「びわ漬け美味しそうだなぁ。帰りに買うか」
運転していたプロデューサーが春香ちゃんの言葉を聞いてそう言った。さて・・・車は山奥にはいっっていく。すると律子ちゃんが・・・
「今日は久しぶりのみんなでの仕事!歌のステージ付き!気合い入れていきますからね!いくわよ、765プロ・・・ファイっ!」
『おおー!』
さて・・・到着したのは・・・所謂、田舎という感じの場所でしょうか?
『・・・』
みんな予想してたのとは違ったのか、微妙な表情をしている・・・けど。
「わぁ、おっきい!これが“牛”なんだよね!」
「そうだよー」
子供にそう言いながら私はテンション高めです。だってこんなに緑があって広々してて・・・見たことない景色が沢山で嬉しい!
「ここどこぉ?」
さっきまで車で爆睡していた美希ちゃんが聞く。
「ほんとにここなの?」
「そ・・・そうみたいだな」
「ばうっ!」
「「っ!?」」
「誰だコイツらー!」
「テレビとかで見たことねーぞー!」
さっきとは違う子供たちが“犬”を引き連れてやって来た。
「と、取りあえず荷物降ろして移動だ」
プロデューサーに言われて車から荷物を卸
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