暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・中編
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魔導師か?」
「いやいや、そうとも限らんよ?戦闘機人には『インヒューレントスキル』っていう人工レアスキルを標準装備してたらしいからそっちの線もあり得る。人造魔導師系列で探るのもありじゃないかな」
そしてその解析にヘリを操縦しながら答える。コクピットに取り付けたパネルを通して俺も映像を見てたのさ。いわゆるわき見運転だね。ま、別に基地に帰るだけならオートパイロットで行けるので、操縦というよりは計器の監視なのだが。
と、そんな俺の一言にティーダ君の動きがピタリと止まった。
「あれ?どうしたんですかティーダ先輩?」
「・・・・・・・・・スカラさん。戦闘機人事件には僕も貴方と一緒に参加していましたけど、その人工レアスキルの話は初耳ですよ?」
「友達から教えてもらった」
「十中八九秘匿情報ですよね!?誰ですかその友達は!!」
「深追いするな・・・・・・”こっち”に戻れなくなるぞ」
「こっちの意味が分からないのに凄く説得力がある!?」
そいつは三角形の秘密並みに教えてあげられないね。情報提供者はスカさんだけど、あの人が何者かなんて俺も知らんから敢えて言わない。互いに過干渉すれば余計な諍いが起きることが目に見えてるからね。どう考えても堅気の人じゃないし。なんにせよこれ以上の解析はそっちの班に回した方が確実だろうと隊長が話を締めた。
うん、今日も俺はチート能力を殆ど発揮しなかったな。
俺「の」チートは。
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