暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・中編
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アタッカー)、ヴァイス君が後方支援(フルバック)、レゾナちゃんが少し変則的な連携支援(ガードウィング)そして僕が陣形中央(センターガード)の形式を取っている。それに必用とあらばオペレータになるスカラを加えて計5名。少数精鋭の強襲部隊は今日も大忙しである。

はぁ、そろそろスカラとバイクでかっとびたいなぁ・・・



===



「せやぁ!!」
「ぐぎゃぁ!?」

目の前の暴徒を非殺傷設定のレヴァンティンで一閃。潰れたカエルの様な声を出した男は後方に吹き飛んだ。その男を助けようと咄嗟に物陰から飛び出した男をヴァイスの魔力弾が的確に捉えていく。恐ろしいほどの精密射撃はただ一発の無駄弾もなかった。

ヴァイスの狙撃は正確無比。恐ろしいまでの腕にはいつも助けられている。魔力に特別優れてはいないが、それを補う非凡な才能を持つ頼もしい部下だ。

「ナイスカバリング!」
「援護に回ります!レゾナちゃんは前へ!」
「待ってました!とぁぁぁーーー!!」

驚くほどの跳躍力で壁を三角飛びしながら前線へ飛び込んだレゾナはその手に持つ片刃大剣型デバイス「モナドmk3」を大降りに振り回した。放たれる長い魔力刃を躱しきれなかった暴徒たちが余りの威力に吹き飛ばされて宙を舞う。レゾナが体勢を立て直すと同時に周囲に落ちてきた暴徒たちが折り重なった。

レゾナの剣は豪放磊落(ごうほうらいらく)。小を呑み込み大を斬る豪快な太刀筋は父親から受け継いだものらしい。ベルカ式とはまた違う術式を使っているが、同じ剣士として頼もしい。

「うわぁぁぁーーーー!?」
「下がれ!迂闊に前に出るな!」
「畜生、撃て!撃ち殺・・・」

すぐさまレグナを取り囲むように拳銃が付きつけられるが、その行動は遅きに失した。

「口より前に手を動かそうか!フルシュート!!」

既に援護の体勢に入っていたティーダの魔力弾が矢継ぎ早に撃ちこまれて暴徒たちは次々に吹き飛ぶ。2丁拳銃に加えて別個に展開した射撃魔法が簡易な弾幕と化していた。

ティーダの援護は挙一明三(こいちみょうさん)。一人のアクションから次に取るべき理想の行動をすぐさま察知して全員の益になる行動へ移れる。理想的なまでのセンターガードだ。

そして私こと隊長シグナムと後方のスカラの2人を加えた5人が「海陸混成第一部隊強襲班」の全てである。


海陸混成部隊とは、管理局でごく最近試験運用で結成された部隊である。結成の理由は、管理局内の「海」と「陸」の関係を発端とする。管理局内には大別して「海」と「陸」の二種類の部隊が存在するのだが、2つの間には同じ組織でありながらも対立している部分があるのだ。

「海」は次元震の観測や次元世界を又にかけた事件の解決や裁判など次元の外に向かう仕事を行うの
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