暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本物のスパロボチート見せてやる・中編
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彼の粋な計らいで二人乗りできる構造になっているそのバイクは魔力と電力の複合バッテリーのため本人の魔力は大して使わず、しかも強力なプロテクションを張ったまま高速移動が出来るため攻撃が全然直撃しない。そして乗っている側からは魔法を撃ちこみ放題。スカラの超絶技巧テクニックもあってか今も壊れず現役である。
最初はイロモノだの絶対死ぬだのと言われていたし、ティーダ自身そのバイクには乗りたくなかったのだが、「これに乗ってたら出世できる」という甘言にひっかかり乗ってしまった。
凄かった。高速で走りながら魔力弾を敵に打ち込むのは普段の自分の脚で移動するそれと違ってシューティングゲームの様な爽快感があった。何せスカラの操縦の恩恵でどんな悪路も走破するし、攻撃が当たる心配をしなくていいのだ。最初は戸惑ったがすぐに病み付きになり、スカラがヘリに興味を持つまでは2人コンビで世紀末モードだった。
考えてもみてほしい。
犯罪者集団にノーヘル二人乗り(しかもティーダは両手離しでも姿勢が安定するよう後部席が調整されている)バイクで突進し、敵をバカスカ撃ち落としながら自身も突進で敵を撥ね飛ばしまくる管理局員・・・しかも二人とも心底楽しそうに法定速度をぶっちぎり、挙句逃げる犯罪者を徹底的に追い立てて武器を破壊していく管理局員・・・
どこからどうみても悪質な暴走族である。
手柄は立ったが、代わりに「世紀末局員」のレッテルを張られていることに気付いた時には流石に涙が出て来た。何度もやめようと思ったが、悔しい事にあのバイクの後部席は間違いなくお気に入りの特等席だった。あそこで風を切りながら二人で無双する爽快感ときたら・・・途中で2丁拳銃に持ち替えたり、フェイク・シルエットで数が増えたように見せかけて敵を攪乱させながら走り回るあの楽しさは今でも忘れられない。
その未練が引いて、こんな辺鄙な部隊に飛ばされた後もあのマイペースな男を恨めずにいるのだ。
・・・まぁいいさ。こうなったら出世のためにとことんスカラさんを利用させてもらおう。何だかんだで執務官の勉強と訓練にも付き合ってくれるから損はないのだ。
何より、妹のティアナに「お兄ちゃんとスカラさんって管理局最強のコンビなんでしょ!?」と目を輝かせながら言われてるから今更コンビ解消なんて出来ないしねー。そうだよーお兄ちゃんたちは最強のコンビだよー!
・・・とは言うものの最近は―――
「斬り込む!付いてこい、レゾナ!ティーダ!ヴァイスは離れすぎるなよ!」
「はい!パパ仕込みの剣術をとくとご覧あれ!」
「狙撃手に無茶言ってくれますね・・・了解!」
「いざとなったら僕がカバーするさ!」
こうして前線に立って援護してる方が多いのだが。
うちの部隊はシグナム隊長が先行攻撃(フロント
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