第五十二話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る気がする。
「で、獣の群れ、っていうのも大名行列をさしてる、って解釈だって出来るし。そうじゃなくても、戦争の際の馬を指す解釈も出来る」
「たしかに、人だって動物だもんな」
獣、から野生の動物をイメージしてたけど、別にそれに限ったことじゃないんだよな。
「かなり力づくではあるけど、別にありえないことじゃないでしょ?」
「だな。霊視なんて、そんなもんなことも多いみたいだし」
で、次は・・・
「医者、は?」
「あれくらい偉い人なら、医者にも気を使ったでしょうね。暗殺されないように」
「段々無理矢理になってきてないか?」
「神なんてそんなもんよ」
そうかなぁ・・・そうだったなぁ・・・うん。
「交通安全は、信長の父、信秀が開基したところに、信長ゆかりの身代わり不動明王があるわ。あれ、交通安全のお守りもあったはずよ」
「それ、確かに交通安全を祈願しに来る人が多いみたいだしな」
「安産なら、桶狭間の戦いの前に祈願した熱田神宮、あそこ安産祈願をお願いする人が多いはずだし」
あそことのつながりなら、まあ・・・深い、よな。
「名声なら、あの人自身が取ったし、実際今でも伝えられてるくらいだし」
そのもの、だな。
「信長関連のことをしようとすると失敗するから、うまくいくよう・・・商売繁盛を祈願する見たいだし」
「そろそろ無理矢理過ぎないか?」
「ええ、無理矢理すぎるわよ。でも、いけた以上は可能性はあるでしょ?」
「・・・あるんだよなぁ・・・」
「といっても、そろそろ疲れたから否定材料出すけど」
あ、やっぱりあるんだ。
「葉の金。これについては、まずこれの解釈から考えないと」
「そのまんまじゃダメなのか?」
「一体、どれだけ過去の話なのよ。少なくとも信長の時代じゃないわ」
あっさり否定できたな・・・
「と、無理矢理でよければある程度までは当てはまる神様を出せるのよ」
「みたいだな」
たった今、信長で結構当てはまったわけだし。
他にも、徳川埋蔵金とかで徳川家康とかでもいい感じにいけそうだし。
ちゃんと、神様として奉られてるし。徳川家は結構色んなところでいけるよな。
それでも、『葉の金』がでかい壁になりそうだけど。
「そう言うわけだから、大名行列に注目するのはいいけど他のワード、特に『葉の金』も意識した方がいいわよ」
「なるほどな。ありがとう、氷柱」
「気にしなくていいわよ・・・って、何で私は兄貴にこんなことの説明してるのよ!」
最後は少し怒りながら、氷柱はナーシャの元に行った。
にしても、これは・・・
「予想以上に、難しい問題だぞ・・・」
それも、元からかなりの難易度として設定してた最悪のパターン。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ