第五十二話
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に近い神がいるのか・・・」
「いないわよ」
まだあまり日本の神について知らないナーシャの言葉を、氷柱がはっきりと否定する。
そのままナーシャは自分から戦力外であることを悟り、他の机で紅茶を飲み始めた。
「はぁ・・・本当に、これが?」
「委員会の人たちが俺にウソをついてる、とかじゃなければこれが事実なんだろうな」
「なら、事実でしょうね」
氷柱はそう言いながら紙を取り、目を瞑って霊視をえることが出来ないか試してみる。
結果・・・
「・・・はぁ、見えたわよ、兄貴」
「お、流石は氷柱だ」
うちでも二番目の霊視の性能を誇る氷柱、その霊視なら、結構な情報が得られるんじゃあ・・・
「とりあえず、この紙に書いてあるほとんどが見えたわよ。その中でも大名行列が一番重要だと思う」
勘だけどね、と氷柱は締めくくった。
霊視能力者の勘は、馬鹿にならない。勘がそう言っているのなら、ほぼ間違いない。
「じゃあ、さ。そんな情報が当てはまる武将、いる?」
「そうね・・・例えば、多額の金、ってことから織田信長と連想してみるわよ」
確か・・・どっかの金山から金を持ってきてたよな。
確かに、多額の金は一致する。
それに、大前提の神であるか否かについては、建勲神社に奉られてるから問題ない。
「で、一番重要だと思われる大名行列は、明智光秀のアイデアで始まったとされてるから、織田信長や明智光秀と大名行列とはかなり深いつながりがあるわ」
「なるほどなるほど」
「・・・知らないの?」
「そこまでは、な。学校のテストで点が取れる程度にしか勉強してない」
「はぁ、呆れた。この世界で生きてるんだから、相手の神が誰なのかを特定できるように知識くらいは蓄えておきなさいよ」
「いいんだよ。俺は、分からなくても戦うだけなんだから」
本気で呆れられると思ったが、氷柱の反応はそんな感じではなかった。
「で、次に自害だけど・・・これはさすがに分かるわよね?」
「ああ。本能寺の変、だろ?」
これはさすがに、俺でも知ってる。
光秀が信長裏切って、自殺に追い込んだ事件だ。
その後、ほんの数日で秀吉によって光秀の天下は終わりを告げる。
「なんか、兄貴がすっごくテキトーな形で考えてる気がする・・・」
「気のせいだろ」
何故分かった・・・すごいな、氷柱。
「あの事件については、日本で神として奉られてる武将を紐解くさい、結構役立つ事件なのよ?色んな人が討ち取られてたり自殺してたりするし。なにより、あれが自殺ではなく暗殺である、って解釈だって出来るし」
「へぇ、そうなんだ・・・」
「やっぱり知らなかったか・・・」
「いいんだよ、権能あるから」
なんでもこれで片付けれ
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