オリジナル/未来パラレル編
第36分節 戦の前の静けさ
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の誰もが知っている。
ゆえに大した混乱もなく、場のアーマードライダーたちは集まり、傾聴の姿勢に入った。
ユグドラシル社の黒影トルーパーが説明した概要は、貴虎のプレゼンの内容とそう変わらなかった。
《皆さん、混成アーマードライダー部隊の役目は、爆破班が大樹の根元を破壊し終わってからです。皆さんの同時攻撃によって、クラックに大樹を倒して押し込む、大変重要な役目です》
ごくり、と月花は改めて息を呑んだ。ヘルヘイムの大樹を駆除できるかは、月花らの双肩に圧し掛かっているのだ。
《では、実際にヘルヘイムの大樹を倒す際の陣形と順番を説明します。――、――》
説明をのめり込んで聞いていると、月花の手が横から握られた。
『紘汰くん……』
『俺もザックもミッチも付いてる。力入れすぎるなよ』
『……ありがと』
月花は鎧武を見上げ、笑いかけた。仮面で隠れて伝わらないと分かっていても、紘汰の優しさに、笑まずにはおれなかった。
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