第20話 撤退
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角都が放った雷光が目の前まで来た瞬間、モカたちの前に人影が立ち塞がる
『うおおおおおお!!!』
バチチチチチチチチ
「「ケイト!!」さん!!」
次第に雷光は消える
「ケイト! 大丈夫なのか?!」
モカがかけよる
『俺のことはいい! こいつ雷遁まで!? 』
「さっき俺を貫いた術でやりすごしたか なかなかやる」
「この段取りで殺せなかったのはてめぇがはじめてだ 波風ケイト」
この状況下では確実に不利だ
むやみにモカたちが前にでればやばくなる
『お褒めの言葉ありがとうな』
「かなりバテてるな」
「これで殺してやろう 後ろの女達もろとも」
角都は印を結ぶ
『なっ?!火遁の印? チィくそったれ!」
素早くケイトも印を結び、
「火遁 頭刻苦!!!」
『火遁 豪火滅却!!!』
2人の口から吹き出された炎が衝突
「すごい!」
「ここまでとは ケイト」
「……」
4人は驚いてばかりだ
戦っているのは人間の忍び同士
妖ではないのにここまでの力があるのかと驚愕させられる
やがて2人の炎が消え、知らぬ声がした
「角都そこまでだ 当初の目的は達成できた」
『なっ?』
「わかりました」
『だれだ?』
「わたしは人間と妖の絶滅を目論む組織 漆黒の風 藤崎だ
君たちの健闘はすばらしい このまま戦えばこちらがまけていた」
『なぜ学園に?しかもまけていた?』
「いずれ わ か る 君があの禁術を使えばこちらはかならず死んでいた
いまはまだそのときでないのだよ また会おう 写輪眼のケイト」
と謎の男がいいはなつと3人は消えた
『ちっ何者なんだ?』
ケイトは困惑した ただの戦闘狂なのか わからない
皆がケイトにかけよる
「怪我はないのか?」
モカが心配そうにかけよる
『ああ。たいしたことはない』
「でもボロボロだぞ…?」
『大丈夫だ』
「無理するな」
モカはしずかに肩をかす
「ケイトくんすごい 私達なんかなにもできなかった」
くるむがかけよってくる
『できなくて当然さ 俺たちは君らと違い、チャクラ、君たちでいう妖力を
雷や風に多種多様に変化できるからな』
「忍は皆あんな奴ばっかなのか?」
みぞれが問いかける」
『ああ 得体のしれないやつばっかだ』
「とりあえず戻ろう ケイトの手当てもしないとな」
『ああ』
襲撃者はなんだったのか
謎が深まるばかりだ
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