第86話 少女は急展開するようです
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ですね。
………
……
…
「(ナギ・スプリングフィールド……どの書を見ても故人です。いえ、同じく故人扱いのアルビレオさんと
ゼクトさんが生きていますし、もしかしたら……。)」
「なーに見てるのユエーーーー!」
「ぅはうわぁっ!?」
考え込んでいたせいで、騒がしい気配を持つコレットに背後を取られてしまいます。
不覚・・・!たった数週間の学園生活ですっかり鈍ってしまってますです。なんだか、修業していた頃が
懐かしいです。出来る事ならあの頃に・・・・・・・絶対戻りたくはないですね、ええ。
「えーーっ!?なんだ、ナギの事調べてたの!?それなら早く言ってくれればいいのに!!」
「えっ、いえ、これは別に……。」
「実は私も大ファン!!ナギグッズならたくさん持ってるよ〜〜〜!ホラ、ナギ抱き枕にナギフィギュア――」
・・・人の話を聞きましょうよ。と言うか"も"ってなんですか、"も"って。
と言うか、そんなグッズまで販売されてるですか。羨ましいと言うよりは憐れに思えます。
「極めつけはコレ!ナギファンクラブ会員ナンバー96077番!」
「……それはスゴイのですか?」
「そりゃすごいよ!5桁台なんかなかなかいないよ!」
5桁台は貴方も入れて10万人居る計算なのですが。と言うかその分だと6桁7桁もいるのでは・・・?
「そうそう、ナギが好きならコレにも興味あると思うなー!」
「何ですコレは。録画……?」
「グラニクスって街の拳闘士なんだけどねー!」
そう言いつつ、コレットが見せて来た手紙状の・・・ビデオテープ?が再生されると、
きわどい衣装の女性と―――
『どうもー☆ナギさん絶好調デスねー?やはりオスティアへの出場は視野に入れておいでで?』
『……もちろんです。』
「な、ナギ……!?」
「じゃなくて、今話題のそっくりさん!いいでしょー!」
映し出されたのは、資料よりも少々若いナギ・スプリングフィールドのそっくりさんでした。
いえ、何と言うか・・・優しそう?いえ、頼りなさげと言うか・・・そう、馬鹿っぽくないです。
いやいや、これは・・・私の推測が正しければ!
「(年齢詐称魔法を使ったネギ先生…!ええ、もしそうならそっくりさんと言うのも頷けますし、
この頼り気無い感じは先生を大きくしたまんまです!)コ――」
「フン、相変わらず情報が遅いですわねコレットさん!」
またしても背後に現れたのは、漫画なら背後に花でも舞ってそうな登場をした委員長でした。
・・・正直苦手なのですよね。居高々と言うか偉そうな人と言うのは。
そして、コレットと何
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