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深く、罪深い衝動
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期待してるから・・・。




 「衝動?増やす・・・?うい?なんなんだ!言ってくれ!頼む!!ロズミア、おい!ロズミア!!」


 −ロズウェルトサイド 〜ロズウェルト宅前にて〜−


 「・・・衝動・・・増やす・・・・・・」


 「あなた・・・気にしないで・・・」


 妻が何か話しかけてくるが、関係ない。
 ・・・人殺しにかける言葉なんてない。


 「・・・衝動・・・増やす・・・。衝動を増やすってことか・・・?衝動を増やせば何か起こるのか・・・?何かわかるというのか・・・?」


 ・・・わからない。
 だけど、ロズミアはそれを言い終わった後はまるで自分の使命を終えたかのように安らかな表情で死んでいった。
 ・・・幸せだったのか?
 ロズミア、お前は幸せに死ねたのか・・・?


 ・・・つらくないのなら、それはそれでいいかもしれない。
 どのみち、暗殺とかは起こっただろう。
 こういうのはなんだが、そういうのは絶対に起こるはずだ。
 そんなバラバラ殺人鬼が大手を振って歩いているというのは誰しも気に食わないはずだから。


 「・・・おい」


 「え?何・・・?」


 俺は妻に声をかける。
 もう、こんなところはごめんだ、と。


 「なんで・・・?どうしてそんなことを!?」


 「お前がロズミアを殺したからだ!!」


 「そんなことない!!」


 「・・・スープを調べようか?」


 そう言うと、妻は黙ってうつむいた。
 そして・・・泣いていた。


 「・・・仕方なかったのよ。警察に脅されていたの・・・ロズミアを毒殺しないと・・・しない・・・と・・・」


 「・・・いくらもらったんだ?」


 「え・・・?」


 「これ・・・その警察からもらったんだろ?」


 「ち・・・違うわ!!ボ・・・ボーナスよ!!」


 俺が取り出したのはおよそ、数年働かないと稼げないほどの大金。
 数えるのも馬鹿らしいほどの札束だった。


 「ほお・・・主婦にボーナスがあったんだなあ・・・。言っとくが、俺はお前にこんなの上げた覚えはないぞ・・・。それに・・・近所にも気前よくこんな大金を渡すような金持ちもいないしなあ・・・?」


 「・・・フフ・・・アハハハハハハハハハハハ!!アーハハハハハハハ・・・」


 ついに本性を出したか。
 ・・・まあ、人間なんてこんなものだろう。
 そんだけ金があったら俺が働く必要もない。
 だから、餓死することもないし、生活に困ることもないだろう。
 ・・・だから、情もわかない。
 心置きなくここを出れるわけだ。


 「もう・・・終わ
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