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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第318話】
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がる、シワになったズボンを正すとシャルは――。
「じ、じゃあせめて誰にも取られない様にしてね?」
「ん? まあ学食フリーパス欲しいし、そこは大丈夫だと思うぞ?」
「わ、わかった。 ……陰ながら力を貸すね?」
そう言って中世の盾を持つシャルは、何故か俺に着いてきた。
そのままセットを迂回し、少し大きめの広場に出る――。
赤いレーザーポインターがゆらゆらと動いてるが、多分セシリアの狙撃銃だろう。
……てか、レーザーポインターあるとバレるんじゃ――。
「お兄ちゃん! 待ってたわよ!」
「本当は私達も舞踏会エリアに行こうって思ったけど、篠ノ之さんが暴走してるしね」
「だから私達三人は同盟を結んだという訳だ。 悪く思うな、嫁よ」
広場の柱から現れたシンデレラ三人。
妹に幼なじみに夫とバリエーション豊富なラインナップだ――と。
「ヒルトの王冠は誰にも取らせないよ?」
「シャルロットか……。 ふむ、我々の味方にならないか?」
「ふぇ?」
「王冠をお兄ちゃんから取るまでの同盟だけどね?」
……何だか、危うい同盟な気もするが。
「……いや、てかそもそもお前ら同盟組むメリット少なくないか? 王冠は俺か一夏しか無いのに俺を狙うって事はさ、何かしら俺の王冠を奪った時に特典あるんだろ?」
「「「うっ……」」」
三人とも表情が変化する――と、ここで更なるアナウンスが流れた。
「さあ! ただいまからフリーエントリー組の参加です! 皆さん、張り切って王子様達の王冠目指して頑張ってください!」
アナウンスと共に開かれた扉からは、数えるのが億劫なぐらいの女子生徒が現れ、流れ込むように一夏のいる舞踏会エリアに駆け込んでいく。
呆気にとられた俺達――。
「ヒルト! 俺に王冠を渡してもらおうか!」
「おー! 私によこせー!」
一部から抜け出し、現れたのが理央と玲の二人組――って事は、このフリーエントリー組も同じ様な景品が与えられるのだろうか?
「……逃げる。 てか、逃げないと!!」
「「「あっ!?」」」
その場にいた全員が俺が逃げたのに反応して、声をあげた。
因みに逃げた先は舞踏会エリア――一応、人も多いし、何よりあいつら全員が一夏狙いなら、俺狙いの相手を撹乱できるだろうし。
一気に舞踏会にかけ上がり、到着――と、ここでもまた鈴音が――。
「やっと見つけたわ! もう! あんたはここから動かないでじっとしてなさいよ!」
「無茶言うなよ!」
流石に飛刀は使えないのか、蹴り主体で攻めてくる――だが、履いてる靴がガ
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