2話:学園都市
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ぜこいつ(笑)っていうぐらいに弱い」
「それは笑えないにゃ」
この学園都市にスキルアウトというチンピラみたいな輩がいてだな、そんな奴らに絡まれるとオレは非情に困る。
周囲にマシン……車か清掃ロボットでもあれば話は別だけど。どこぞのビリビリお嬢様みたいに電気のようなビリビリは放てるけど、それは何故か人にダメージを負わせることができない無能っぷりだ。機械だけに干渉するとかご都合主義もいいところだ。
故に、路地裏とか狭い所、あと機械類が周辺にない所では能力がフルに使えずに負ける。ボコボコに、フルボッコにされる。
オレ、喧嘩弱いもん。
いや、言い訳だけさせてもったら、オレの能力「機械操作」はまだまだ発展の途中。まだ使い馴れていないだけだ。
アレは操作というよりかは命令に近い。とそこら辺の今度スキルアウトに絡まれた時に説明しようか……今度は返り討ちにしてやんよ。
カミやんと一緒に下校した日にはスキルアウトに必然として追われることになるだろう。
もう不幸すぎて、その不幸にオレを巻き込まないでほしいけど。
「そういう土御門はどうだったんだよ??」
「俺も相変わらずですたい、レベル0のままだにゃ。イッチーが羨ましいにゃー」
「つーか、あとレベル1、2だけでも上がればアッチ側の力の方も使い勝手よくなるのにな」
「……その事には触れてはいけないぜよ」
「ごめん……」
つい魔が差して。
「別に謝らなくてもいいが、俺は別に今の状況に後悔してないからな」
「そっか……」
なんとも言えない。
会話が途切れて2人は黙って昼飯を食べた。
昼休みもすぐ終わる。
予鈴のチャイムが鳴り、
「それと最後に確認だがイッチー」
いつもふざけている口調とは違った土御門。
この時は到底ろくな事を言わない。
「アレは使うなよ。俺とは何もかもが違うんだからな」
「おう……」
そんなこと言われなくてもわかっているさ。
オレのことを知ってくれている土御門には悪いが、いつも気を使ってくれていることに感謝はするが、どうしてもオレの望んでいる方向と違う結果になるんだよ。
どうしても避けられない時、お前なら躊躇わないだろう。カミやんのように……
まぁ、ちょっとしたワケありです。
アレとはもう一つの力、魔術だけど。これはまた今度話するよ。
オレたちは自分のクラスに戻り、
「あだっ!?? 不幸だぁぁああああああああ!!」
「カミやん! ボクも一緒に叫ばせてぇな、不幸d……ごばぁっ!??」
残りの悪友2人が教室にいて何か叫んではクラスメイトの女子に鉄拳を喰らっ
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