2話:学園都市
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科学の技術で能力者を生み出す学園都市。
外の世界より50年先を進んでいるココには、人口230万人の約8割の学生の大体が能力開発をしては頭をいじくられ、クスリを盛られている。
もうヤバイね。いろいろとヤバイ。
オレこと近簿一二三もその被験者になった一人だったり、そんな世界で生きていかなければならないことになった。
「イッチー、お昼ごはん屋上で食うにゃー」
「了解〜」
まぁ、でも、何かとぶっ飛んだ世界でも、こうやって学校に通って友人とお喋りはしているがな。
オレのことをイッチーと呼ぶのは悪友の1人、土御門だニャ。
「おろ? 土御門。カミやんと青髪は??」
友達と呼べるのはこいつと、あと2人、不幸が代名詞の少年と変態だけだ。
昼休み、もたもたしてると無くなってしまう。
「カミやんなら購買部に行ったにゃ。青髪は子萌先生に呼び出しくらったにゃ」
「そっか…青髪は次の授業までもう戻ってこないな」
どうしてかというと、たぶん変態だから説教されて昼飯抜きの刑になるであろうと予測できるから。
「まぁあいつはそれでもご褒美になるんだろうな。変態だけに……あと、カミやんはご愁傷様だな。同情するぜ、どうせ売り切れでモノは買えないだろうに」
「それは言ってはいけないし、毎度のことですたい」
「人は何故同じ過ちを繰り返すのか……」
「にゃ〜」
などと哲学的な話でもないのだが、お前は購買部でじゃなくコンビニで弁当を買うべきなんだよ、と言いたいところだがな。
目の前の金髪グラサンとにゃーにゃー五月蝿いのが特徴な土御門が苦笑いして、
「まぁ、それがカミやんの美点ですたい、あいつの不幸は今に始まったことじゃないにゃ」
「そのうちいつか不幸の大連鎖で死ぬぞ」
元の世界、とあるの世界をアニメでしか知らないオレだけど、カミやんはこれからいくつもの修羅場を潜り抜けなければならない。
オレはチキンなのでコソコソ隠れて応援することしかしないがな、ガンバレ。
とりあえず、オレと話している土御門元春は、こちらの世界に来て初めてできた友達だった。
それが入学式の時で、残りの2人、上条当麻と青髪ピアスは土御門を介して仲良くなった。
「とりあえず、お昼にするにゃ」
「了解だニャ」
「おい」
なんか語尾マネたら怒られた。
「それよりイッチーは今回の能力測定どうだったにゃ??」
「うん、イマイチだった」
能力測定とは身体測定みたいなノリだ。
その名の通り、自分の能力がどれほどのものなのか測るんだ。
「まぁ、あれだ。路地裏でスキルアウトに出くわしたら、レベル4なのに弱い
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