旧校舎のディアボロス
はぐれ悪魔
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「はい、部長。あらあら、どうしましょうか。」
ニコニコしながら朱乃が前に出る。
「朱乃は『女王』。私の次に強い最強の者。さっき説明した駒全ての力を兼ね備えた無敵の副部長よ」
「ぐぅぅぅぅ・・・・」
朱乃を睨みつけるバイザー。それを見て朱乃は不敵な笑みを見せる。
「あらあら、まだ元気なようですね?なら、これならどうでしょうか?」
朱乃が天に向かって、手をかざす。
カッ!
刹那、天空が光輝き、バイザーに雷が落ちた。
「ガガガガッガガガガッガガガガッッ!」
激しく感電するバイザー。
煙を上げて全身丸焦げ状態になっている。
「まだまだ、元気そうですわね。なら、これならどうでしょ?」
再び雷がバイザーに当たる。
「ギャァァァァァァァァ」
感電して、断末魔に近い悲鳴をあげている。
もやめてやれよ。流石に同情するわ。
二発やったにもかかわらず、三発目の雷を繰り出していた。
「グァァァァァアアアアアア」
雷を落とす、朱乃の表情は・・・笑っている。
絶対に楽しんでいる。笑ってるから・・・。
「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。雷や水、炎などの自然現象を魔力で起こす力ね。そして彼女は究極のSよ。」
S?Sってレベルじゃないでしょ。ドが十個ぐらいつくよ!
「普段は優しいのだけれど、一旦戦闘となれば相手が負けを認めても自分の興奮が収まるまで決して手を休めることはないわ。」
「・・・・・うぅ、怖いっす。俺、怖いっす。」
分かるぞ、兵頭。その気持ちわかる。俺も怖い。
リアスと木場以外は怖がってますから・・・。
「怯える必要はないわ。味方に対してはとても優しい人だから、問題ないわ。
あなたたちのことを可愛いと言っていたわ。今度甘えてあげなさい。
きっと優しく抱きしめてくれるわよ。」
こんなの見た後だと甘えたくなくなるよ。
あのエロ三人組でも『無理』という顔をしているからな。
「まだ死んではいけませんよ。とどめは私の主なんですから。オホホホホッ!」
それから数分間、朱乃の攻撃が続いた・・・。
戦意喪失したバイザーにリアスが近づく。
地面にうつ伏せになっているバイザーに向かって、リアスは手をかざす。
「言い残すことわはあるかしら?
「殺せ。」
「そう、なら消し飛びなさい。チェックメイト。」
リアスの手から黒い魔力が放たれてバイザーは完全に消滅した。
俺は初めてはぐれ悪魔に同情した。可愛そうだった・・・。
朱乃は危ない。いや、女性が危ないんだ。女性恐怖症になりそう・・・。
「みんなごくろうさま。帰りましょうか。」
帰ろうとしたら、兵頭と松田、元浜の三人がリアスに訪ねる。
「俺たちの駒
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