旧校舎のディアボロス
はぐれ悪魔
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討伐の依頼が入ったから、手伝ってということだったのでここに来ました。
「イッセー兄様、部長。はぐれ悪魔の気配がします。」
「ああ、そうみたいだな。気が付いている。」
「あなたたち凄いわね。」
って言われても、白音は仙術だし、俺は気配とかでなんとなく分かるんだよね。
兵頭たちの方を見てみると、三人ともプルプルと震えているようだ。
初の戦いだからしょうがないか。
「イッセーと白音、リュージ、コータ、カケルは私たち悪魔の戦いを見ていてちょうだい。
ついでに下僕としての特性を説明してあげるわ。」
知ってますよー。
俺も悪魔のピースを貰って改造しましたしね。
今回はグレモリー眷属の力量を見させてもらいましょうか。
「了解。危なかったら俺も参加させてもらうからな。」
「ええ、分かったわ。」
リアスが説明をしようとすると・・・
はぐれ悪魔が奥の方から姿を現す。
「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」
「はぐれ悪魔バイザー。あなたを消滅しにきたわ」
ケタケタケタケタケタケタ‥‥‥。
異様な笑い声が辺りに響く。気味の悪い声だな。
やっぱりはぐれ悪魔は気味が悪い。
ずんっ。
重い足音、姿を現したのは5メートルはあるみため通りの化物。
上半身は女性の姿で下半身はバケモノという容姿だ。
「主のもとを逃げ、己の欲求を満たすためだけに暴れまわるのは万死に値するわ。グレモリー公爵の名において、あなたを消し飛ばしてあげる!」
リアスが臆さず言い渡す。
「こざかしいぃぃぃぃ!小娘ごときがぁぁぁ!その紅の髪のように、おまえの身を鮮血で染め上げてやるわぁぁぁ!」
と、吠えるはぐれ悪魔バイザー。だが、リアスは鼻で笑うだけだ。
「雑魚ほど洒落のきいたセリフを吐くものね。祐斗!」
「はい!」
バァッ!
近くにいた木場がリアスの命を受けて飛び出す。
「さっきの続きをレクチャーするわ。
祐斗の役割は『騎士』、特性はスピード。『騎士』となった者は速度が増すの。」
スピードはまだまだだ。アーサーやジークの方がまだまだ速い。
「そして、祐斗の最大の武器は剣」
剣を握った木場がさらに、速度を上げる。
次の瞬間、バイザーの悲鳴が木霊する。
「ぎゃぁぁぁぁああああっ!」
バイザーの両腕が胴体から切断されて、傷口から血を噴き出す。
悲鳴をあげるバイザー。
すると、木場が切り落としたバイザーの腕がリアスに向かって飛んでいく
だが、俺が殴りつけ腕を粉砕させる。
「説明に夢中になるのはいいけど気をつけろよ。
死んだら説明も何もないからな。」
「ええ、そうね。朱乃、やっちゃいなさい。」
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