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Angel Beats! the after story
その手を伸ばせ
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ゆりの戦いを見る。
不審者はゆりと距離を開ける。
「私はあなたを絶対に許さない!」
「うるせぇ〜!!」
包丁をゆりに向けて突き刺しにいく。
「そんな単純な攻撃が当たるわけないわ!」
ゆりは不審者の包丁を避け、不審者の手首を掴みそのまま床に叩きつけた。それでも不審者は立とうとする。なぜかゆりは不審者との距離を開けて……
「ゆりっぺ〜〜キッ〜〜ク!!」
かわいい技名とは裏腹に顔面に直撃した不審者はそのまま数メートル吹き飛ばされた。
まったく、恐ろしいやつだよ……
*
かすかに声が聞こえる。誰だろうと耳を澄ます。
「音無くん!起きて音無くん!」
「音無さん起きてください!」
かなでとゆりか……どうしたんだよ泣いて。らしくないな…
そうか、俺刺されたんだ。まだ血が溢れでている。
医者の卵の俺でもわかる。
俺……死ぬんだな……。
この感覚は2回目だ。悔しいな、ここまで来たのに……悔しい。悔しい。
でもいいか、ゆりの記憶が戻ったんだ。後は任せてもいいよな。
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