stay night
09?ffnung
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皆が生きたかったのに生きてしまった自分への罰。
「ストライカー。わかってくれるかな?」
「うん。気づいてた」
だからと、ストライカーはぎゅっと夕璃を抱きしめる。
「帰ってきて」
「わかってるさ。ランサー。君のマスターの、言峰さんのところに案内してくれるかい?」
「気づいてたのか。まぁいい。わかった」
ランサーの後に続き、夕璃達は教会に向かった。
「言峰さん。俺達は聖杯を破壊します。だから、協力してほしい」
「私が聖杯に近いと、いつ気づいた?」
綺礼の前には、夕璃、凛、士郎、アーチャー、ランサー、ストライカー、セイバーがいた。
「最初、俺と同じ感じがしたんです。そして恐らく前回の聖杯戦争で貴方も汚染された聖杯の影響を受けた。だからこう思ったんです。もしかして前回聖杯に最も近かった人物じゃないかって。そして俺に聖杯について教えてくださったときも、その説明はまるで受けてきたような話し方だった。違いますか?」
「その推理通りだよ。まさか君がここまでの頭のよさとは思わなかった。なるほど。ならば答えさせてもらおう。協力はできない。今の私は聖杯のおかげで生きている状況だ。聖杯の汚染が消滅すれば、私は死ぬ。これは必然であり、絶対なのだ。だから私はお前の味方をすることはできん」
するとその場所にギルガメッシュが現れた。
その姿は威厳があり、聖杯に汚染されているとは思えないほどだった。
「夕璃。我も同じ理由で協力はできん。だが、貴様が我を求めるならば我も王としてそれに答えよう。純粋な決闘という形で」
「なっ!? ギルガメッシュ。貴方という人は、子供に対してそのようなことを!」
「貴様は黙っていろ! セイバー。やはりお前は征服王の言う通り、王には相応しくない。我は夕璃に対し、臣下として接しているのだ。我に助けを求め、協力を要請しろと。そうすれば我も答えることをする。これは王として当たり前のことだ。そして! 王とは家臣に道を示す! 我は今夕璃と道を違える。それをどちらが正しいと決めるのは、現世に生きる唯一の友として決闘が一番通りであろう!」
唯一の友と言う言葉に、夕璃は反応した。
ギルガメッシュが求めているものに対し、適格な判断を下す。
「ならば俺は家臣として、そして親友としてその言葉に乗ります。勝負しましょう」
夕璃はアリストテレスを出した。
今日だけでこの剣を出すのは二度目。かなり能力を消費している。
「ここでは勝負にならぬ。場所を移すぞ」
「うん」
そして行こうとすると、ストライカーが夕璃を止めた。
「夕璃」
「ストライカー? どうしたの?」
「これ」
渡されたのは、ストライカー最強の宝具である地獄と化す灼熱の死槍だった。
「必ず、帰っ
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