stay night
07Der Verb?ndete der Gerechtigkeit
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宝石を取り出す凛を止め、アーチャーが前に出る。
「夕璃。お前の言い分はよくわかった」
「出てくると思ったよアーチャー。真名で呼んだほうがいいかな?」
ストライカーと凛が驚いて夕璃を見つめる中、アーチャーは不適に笑った。
「英雄衛宮士郎さん」
「やはり気づいていたか」
凜が絶句する。ストライカーはある程度気づいていたのかそこまで驚かなかったが。
アーチャーは夫婦剣を投影すると、夕璃に向けた。
「その後ろにある夢幻の槍と、我が無限の剣製。どちらが先に力尽きる?」
「そうだね。俺も負けるつもりはないよ」
槍を構えた瞬間、二人は激突した。
「くっ……!」
しかし英霊ということもあり、士郎とアーチャーは別格。
「どうした夕璃! 貴様の実力はその程度か!」
音速の剣戟に、夕璃は押されるしかない。
夕璃の実力自体はそこまで大したことがないのだから。
「ぐぁ!」
遂に押し切られた夕璃の体がアーチャーの蹴りによって吹き飛ばされ、倒された。
「貴様の実力だけならば俺が宝具を投影しなくても余裕だ」
「そうだよね。なら本気、見せるよ」
現れたのは一本の剣。
「夢幻剣アリストテレス」
鮮やかなラベンダー色のそれを見て、アーチャーは危機を感じていた。
「固有結界を結晶化したものを剣に変えたのか」
「うん。これが固有結界と言ってもいいよ」
夕璃はアリストテレスをアーチャーに向けると、斬りかかった。
「ちっ」
速さならば夕璃に分がある。
仕方なく夫婦剣で防御しようとすると、アリストテレスはアーチャーを平然と切り裂いた。
「何っ!?」
「もう一撃!」
そのまま振りかぶった夕璃は再びアーチャーを切り付ける。
しかし夫婦剣は切れていない。
「触れたものを夢に変えているのか!?」
「そういうこと。切るときはもとに戻してるけど」
防御不能な剣。
防御としても使えば最強クラスというふざけた剣。
「ちなみに切れば切るほど相手を夢にできる」
即ち存在を消す。
「凶悪な剣だな」
「自覚はあるよ」
アリストテレスを構えると夕璃は突撃する。
「だが振る腕が無ければ問題がない!」
夫婦剣を投げると、更に新たな夫婦剣を投影した。
「壊れた幻想!」
夫婦剣が爆発するが、それを気にせずに夕璃は突撃する。
「はぁ!」
更に再び夫婦剣が投げられ、夕璃の腕を両肩ごと切り裂いた。
「確かに衛宮士郎には勝てるが、そこまでの実力がなければ俺は倒せないぞ」
「……夢幻覚醒」
両腕が夢幻によって復元され、アリストテレスを伸びた腕が掴んだ。
「人相手にしてると思っちゃだめだよ」
翼を生やした夕璃が宙に向かい、アリストテレスを構える。
「はぁ!」
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