十幕 Lost Innocence
2幕
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が分かった。
いつもならジュードとて終わったことにネガティブな意見を述べることはない。
それを今回口にしたのは、ジュード自身がフェイの片棒を担いだから。ああしなければ、もしかしたら、フェイとヴィクトルに和解の余地があったのでは、という思いが捨てきれないから。
「本当にアレでヨカッタよ。気にしてくれてアリガト」
フェイは微笑んだが、目は笑っていなかった。
明らかにフェイは気にしていると、傷ついていると分かるのに、ジュードにはかける言葉が見つからなかった。
食卓には、ひたすら沈黙だけがのしかかっていた。
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