それから
書類が妙にテカテカした生足生やして分速二百メートルで追いかけてくる
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予定はオレが組むから、数日分の着替えとかだけ用意しといてくれ。泊まる場所は・・・オレの実家でもいいか?」
アリサやすずかの家でもいいと思ったけど、あの二人も大学生で忙しいと思うし。
なによりいきなり追いかけるのはよくないし。
『えっと、うん。大丈夫かな。陽龍の家にいくの、久しぶりだよね』
「オレらが高校くらいの時が最期か?」
『美愛とお姉ちゃんが急にお泊まり会しよう!って言い出して、それでいつものメンバーで集まって』
アリサかすずかの家かで迷った挙句、美愛の「家でいいじゃん」で事態は集結。
夜は男女別れて枕投げ大会。
ちなみに結果は総合成績は女子が優勝、男子が敗北。個人成績ならオレの圧勝。ビリは慎吾・・・とみせかけてアリシア。
慎吾には・・・というかちゃっかり切替していた輝希には負けたくない!
『六課が終わってもさ、またあの時みたいにみんなで一緒に遊びたいな』
暗い表情をするフェイトをみて、オレは息を吐く。
「そんなの、お足り前だろうが。次に会うのは成人式だな。昔のクラスメートたちと酒飲んで、二次会はいつものメンバーで二日よりになるまで飲みつくそうぜ?」
前世でもオレは酒を飲んだ記憶がないので酒につよいのかどうかわからない。
でも、どっちにしてもみんなと飲む酒は格別に美味しい気がした。
『そう、だね。二十歳・・・来年が楽しみだなぁ』
「おう、楽しみにしとけ。んじゃ、そろそろ切るな」
『うん。またね、陽龍』
モニターを消し、ベッドにダイブする。
大吾だったときは高校生の時に両親と紗羅を亡くして東や美緒に心配させて。
二十歳をすぎてもただ機械的に仕事して食事して、酒を飲むなんて考えたこともなくって。
そういえば東と美緒はいつだかに結婚して東にそっかりなヘタレそうな顔をした男の子を産んでいたきがする。
・・・いつかこの世界のオレが死ぬ時はまた、アイツらに会いたいな。
そしてあの世界のこと、この世界であったことを話しながら酒を飲んでみたい。
「さって、持ち物準備でもしとくか!」
なんとなくしんみりした気分になったが、気持ちを切り替えて準備を始める。
今は明日の里帰りを楽しみたいからな。
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