それから
書類が妙にテカテカした生足生やして分速二百メートルで追いかけてくる
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て分速二百メートルで追いかけてくる・・・」
「それは幻想だ。だから大人しく寝てろ」
はやてに膝枕しながら書類に目を通している冬弥の姿。
いくらオレでもあの中に入る気力はない。
たまに冬弥がこっちみてる気もするけどきっと気のせい。
どっかいけって視線送ってる気がするのはきっと気のせいじゃない。
とりあえずトイレで二、三十分時間潰したのはオレの意思。
「そんなわけで陽龍くん、オハナシの時間や」
トイレから帰ってきたあと普通に部屋に入ると、そこでは既にはやてが仕事を再開していた。
で、オレに気がついたはやての第一声がそれだった。
お前はどこの魔王だ。
とりあえず無駄にふかふかしているソファの上に靴を脱いで正座をする。
「フェイトちゃんからの情報によると、夜遅くにシューティング練習と長距離全力疾走してたそうやないか。ほかの人にも聞いてみるとイロイロやっとる聞いたんやけど・・・陽龍くん、何か言うことは?」
「反省も後悔もしていない。我が生涯に一片の悔いなし、だ」
「明日から一週間、出勤と魔法禁止令を発令する」
「・・・え?」
普通は聞こえてこないはずのとんでもない言葉が聞こえた気がした。
え、マジ冗談だよな?
「本気も本気。本気と書いてマジ、嘘つきと書いて陽龍くんってよむんやで?」
「嘘だッ!!」
「まあ、流石に嘘つきの話は嘘やけど、出勤と魔法禁止はマジ。有給溜まっとるからついでに消費してこいっつー話や。ちなみにこれはフェイトちゃんも一緒やから、地球に里帰りでもしてくれば?」
ゆ、有給・・・だと?
そういえば六課に入ってからまともに休んだ記憶ないな・・・。
それはほかのメンバーも同じきがするけど。
「ほかの人たちの有給も一日ずらしてどんどん消費させるから」
仕事が早いようで。
スカリエッティを捕まえた今、犯罪の数は激減しているし、主戦力が抜けてもフォワードがいればなんとかなるだろう。
「このことはもう言ったのか?」
「フェイトちゃんにならもう言ってあるで。一緒に遊んどいでってゆーたら顔真っ赤にしとったで」
見たかった!その顔超みたかった!
「こっそり録画してあるけど」
「言い値で買おう。じゃ、後でフェイトと話して調整しとく」
「よろしゅうなー」
「あ、あと冬弥、人が少なくなるからってハメ外しすぎんなよ?」
「なんのことだか俺にはまったくわからない。とりあえずお前はさっさと地球に変えればいいと思う」
最近の若者はキレやすくて困るんだぜ☆
「そんなわけでフェイト、一緒に海鳴り行かね?」
『有給のこと?うん、どうしようか困ってたし、大丈夫だよ』
部隊長室から部屋に戻ってすぐ、俺はフェイトとモニター越しに話し合いをしていた。
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ