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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0567話
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、付き合いの長さの影響か。

『どうやら無事だった様だな。……さすがだ』
「アクセルさん、ご無事で何よりです。……あまり心配させないで下さい」

 マリューに続いてスレイがシロガネからの通信モニタに映し出され、安堵の表情を浮かべている。オウカのヒュッケバインMk-Uからは目の端に涙を溜めたオウカの顔が。
 どうやら余程に心配を掛けてしまったらしい。

「アクセルさん、無事だよね!?」
「アクセル、無茶をしすぎよ全く」

 ヒリュウ改やハガネの方からも、フィオナやアヤといった面子から通信が入る。

「おいおい、全く。女からばかり心配されるってどうよ?」
「あぁ、そっちでもやっぱりそう思う? こうして見る限りじゃどう考えてもハーレムを築いていて妬ましい限りだよなぁ」
「そうそう。あんたも意外といい事を言うな。……えっと、名前はなんだっけ?」
「イルム。イルムガルト・カザハラだ。そう言うあんたはムウ・ラ・フラガなんだよな? 本物の」
「本物って言い方はあんまり嬉しく無いが……まぁ、そうだな」

 ……何故かイルムとムウが仲良くなっている中で……







「皆さん、まだ油断をするには早いようですよ」

 グランゾンからシュウの声がオープンチャンネルで周囲へと響き渡った。
 そしてその言葉が流れるのと同時に、周囲にいた者達の視線が反射的にダークブレインへと向けられる。そこにあったのは、どちらかと言えばダークブレインの残骸とでも呼んだ方が良かった代物なのだが。

「まさか、まだ再生を!?」

 キョウスケの驚愕の声が周囲に響く。何しろ徐々に……本当に徐々にではあるが、消失した部分を再生していっているのだ。ニーズヘッグで精神コマンドの愛を使ったフルバーストを連続で受けながら。

『全機、戦闘態勢を維持。いつでも攻撃を再開出来るようにしろ!』

 ハガネのテツヤから、戦闘態勢維持の命令を下されるが……

「安心しろ、もうその必要は無い」

 俺の言葉がオープンチャンネルに響き渡るのだった。

「何? どういう意味だ?」

 キョウスケから訝しげな通信が入るが、ニーズヘッグのT-LINKシステムを通じてダークブレインの状態を半ば把握していた俺は、小さく肩を竦めてから機体をダークブレインへと向ける。

「すぐに分かるさ。見てろよ」

 そう俺が呟いた瞬間、ついにダークブレインの頭部の再生が完了する。
 そしてその頭部から発せられる声がこれまでのようにオープンチャンネルに介入してきて聞こえてくる。

『何故!? どうして!?』

 最初に響き渡ったのは、女のような口調の声。同時に、その声の主なのだろう女の念がダークブレインから放出される。

『お、俺は絶対にこん
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