NO.2 無限の龍神
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
神が死んだことを知った。
これで戦争は終わった。俺もようやく徴兵義務から解放される。
『システム』を神以外が維持するのは、不可能に近く、おかげで多少のことでは『堕ちる』ことも無くなった。
うし、言いたいことを言おう。神、ざまあ。
さて、俺はとりあえず現代日本にいきたいわけである。なので、絶滅天使を翼の形、『天翼』にして一気に日本列島に飛んでいった。飛ぶって気持ちいいんだよね。前世で脚遅かったしさ。
それに、俺は光となって移動することもできる。この光移動は、使っている間は実質無敵だ。まあ、実体化しないと攻撃もできないんだけどさ。
後はちょっと服装を変えた。心男の俺にあれはきついって。てなわけで、ちょっと胴体の露出は少なくした。ノースリーブみたいな感じですね。大きく変えることはできなかったよ。首もとのリボンも外した。
それで、霊装を見ると毎度毎度思うんだけど、なんで『絶滅天使』なんだろう?『鏖殺公』でもいいじゃないか。因みに、メタトロンとサンダルフォンって兄弟らしいよ?
俺としては姿を変えられる『贋造魔女』の方がよかったかもしれないのだが。すぐさま性別を元に戻すよ。
他にも、俺は音楽が好きだから『破軍歌姫』でもいいし、時間を操る『刻々帝』も捨てがたい。なのになんで一対多を前提とした殲滅系天使『絶滅天使』なんだろう?
ま、それはさておき、話している間に日本についた。
人がいなさそうな場所を選び、力の波動を隠蔽して、俺は眠りにつくことにした。まあ、冬眠だよ。まだ明治にもなってなかったしさ、平成まで寝てるよ。さてと、おやすみなさい。
=======================================================================================
「不思議な天使、起きる」
えらい簡潔な声を聞いて、私・・・じゃなくて俺は起きた。誰だよ?俺の冬眠を妨げるやつはさ。
一応目覚まし時計はつけてたんだけどな・・・。
「誰ですか?私は眠いのですが?」
「我?我、オーフィス」
気軽に名前を聞いたらえらいビックネームが出てきた。
「『無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》』?」
「そう」
なんであんたがここにいるのさ!
「私はレイナーレ。ただの下級天使。それで?龍神様がただの下級天使に何か用ですか?」
「レイナーレ、不思議な力持ってる。それで、グレート・レッド倒す」
グレート・レッド倒せって。無理だっつーの。精々『絶滅天使』で逃げるくらいしかできないよ。
にしても、霊力は隠蔽してたんだ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ